【2025年版】ビジネス実務法務検定2級(ビジ法2級)とは? 概要や独学で合格する勉強法を徹底解説!

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「ビジネス実務法務検定2級(以下「ビジ法2級」)とは、企業活動に必要な法律知識を問う資格で、法務の基礎から実務的な応用まで幅広く学べます。資格取得によって法律の基本を体系的に学べるだけでなく、ビジネスの現場で実践的に活かせる力が身につきます。
本記事では、ビジ法2級の試験制度や合格率、勉強方法までをわかりやすく解説します。資格に興味がある人や取得を検討している人は、ぜひご参照ください
ビジ法2級とは
ビジネス実務法務検定2級ってどんな資格?
「ビジネス実務法務検定」は、東京商工会議所が認定している公的資格です。企業で働くうえで必要な法律の知識を、実務に沿って身に付けることを目的としています。2級の特徴は以下のとおりです。
各級の概要
「ビジネス実務法務検定」は、東京商工会議所が認定している公的資格です。企業で働くうえで必要な法律の知識を、実務に沿って身に付けることを目的としています。2級の特徴は以下のとおりです。
企業活動の実務経験があり、弁護士などの外部専門家に対する相談といった一定の対応ができるなど、質的・量的に法律実務知識を有している(東京商工会議所の 公式サイトより抜粋)。
- 業種や職種を問わず役立つ法律知識が学べる。
つまり、2級を取得すると「企業活動に必要な法律知識を体系的に理解し、実務に対応できるスキルを備えた人」として評価されやすくなります。
資格を所持しているメリットは?
ビジ法2級の資格を取得することで、以下のようなメリットがあります。
- 企就職や転職で有利になる可能性がある
法務職に限らず、営業、総務、人事など幅広い職種でアピールポイントになります。 - 昇進および昇給の加点対象になる場合がある
ビジ法2級を資格手当の対象としている企業もあります。 - 実務で役立つ
契約書のチェック、トラブル対応、社内コンプライアンスなどの場面で役に立ちます。 - 自信と信頼につながる
法律知識のある従業員として、社内外での信頼性が高まるでしょう。
法律の知識は業務を円滑に進めるうえで重要です。ビジ法2級の知識を活かして、社内の信頼を得ることもできるでしょう。
ビジ法2級の試験概要・出題範囲・難易度について
試験概要
- 実施日:
例年6~7月と10~11月の2回実施(申し込みは東京商工会議所の公式サイトで、試験実施の1~2か月前から開始) ※年度によって実施月が変更される可能性があります
- 試験形式:
IBT方式もしくはCBT方式にて受験。IBT(Internet Based Test)方式は自宅・自社受験型ネット試験、CBT(Computer Based Test)方式は全国の指定会場でのパソコンによる受験 - 試験形式および時間:
多肢選択式で計90分 - 合格基準:
100点満点中70点以上
主な出題範囲
- 実施日:
例年6~7月と10~11月の2回実施(申し込みは東京商工会議所の公式サイトで、試験実施の1~2か月前から開始) ※年度によって実施月が変更される可能性があります
- 試験形式:
IBT方式もしくはCBT方式にて受験。IBT(Internet Based Test)方式は自宅・自社受験型ネット試験、CBT(Computer Based Test)方式は全国の指定会場でのパソコンによる受験 - 試験形式および時間:
多肢選択式で計90分 - 合格基準:
100点満点中70点以上
- 企業取引の法務:契約や損害賠償など、企業間取引に関する法律知識を扱います。
- 債権の管理と回収:債権を確保する方法や、未回収時の対応策を学びます。
- 企業財産の管理・活用と法務:資産や知的財産を適切に管理・活用するための法律を学びます。
- 企業活動に関する法規制:企業行動に関わる法律や社会的規制について理解を深めます。
- 株式会社の組織と運営:株式会社の仕組みや運営に関する法律を学びます。
- 企企業と従業員の関係:雇用や労働環境に関する法律の基本を学習します。
- 紛争の解決方法:トラブルを防ぐ手段や、解決までの法的手続きについて学びます。
- 国際法務(渉外法務):海外との取引で求められる法的対応の基本を学びます。
合格率と難易度
ビジ法2級の合格率は、試験実施年度や回によって差がありますが、30~40%台とされています。3級よりも出題範囲が広く、実務的な応用力が問われます。
ただし、きちんとした対策をとって勉強すれば、独学でも合格を狙えます。試験の問題は過去問を中心に出題傾向が安定しているため、繰り返すことが大切です。
より詳しい情報や、過去の合格率を知りたい方はこちらをチェック
ビジネス実務法務検定2級の難易度は?合格率や勉強時間を詳しく解説ビジ法2級と3級の違いは?
ビジ法2級と3級を比較してみました。
項目比較 | 3級 | 2級 |
---|---|---|
合格率 | 40~50%台 | 30~40%台 |
難易度 | 法律初学者向けの基本的な知識を問う | 実務経験者向けで、より高度な法律知識と応用力が求められる |
問題形式 | 多肢選択式 | 多肢選択式(事例形式問題が多い) |
勉強内容 | ビジネスパーソンが知っておくべき基本的な法律知識 | 3級の内容に加えより実務的で専門的な法律知識が求められる |
上記より、ビジ法2級は「業務に使える法律知識」が問われるため、より実践的な力が身に付くといえるでしょう。
ビジ法2級の独学に必要な勉強時間と内容のポイント
独学での勉強時間の目安
ビジ法2級を独学で目指す場合、必要な勉強時間は60~90時間が目安です。勉強経験や経歴などを踏まえた場合、法律を勉強したことがない人は100時間以上を見込んでおくのがよいでしょう。
60~90時間程度の勉強時間を2~3か月間に分けると、1日1~1.5時間程度が目安となります。短期集中であれば、1日3時間程度の勉強で1か月でも合格が狙えるでしょう。
ビジ法2級で問われる内容
ビジ法2級では、単なる法律の暗記ではなく「ビジネスの現場でどう活かせるか」が問われます。そのため、実際のトラブルや取引に基づいた事例形式問題が多く出題されます。例えば、以下のような内容です。
- 契約書のトラブル対応
一方的な契約解除は有効か、損害賠償は発生するか - 会社法の判断
取締役が不正を行った場合、会社はどのように対応できるか - 労働法の実務的判断
試用期間中の解雇は正当か、ハラスメントにどう対応するか - 知的財産の保護
社内で開発した技術に特許を取るべきかどうかの判断 - 消費者対応
不良品を販売した場合の企業の責任や対応策
このように、単なる知識よりも「判断力」「応用力」が求められるのがビジ法2級の特徴です。
ビジ法2級の独学の進め方
テキストの選び方
独学では、テキスト選びがとても重要です。以下のポイントを押さえて、ご自身に合ったテキストを選びましょう。
- 図解やイラストが豊富なもの
資格取得の勉強が初めての人は、視覚的に理解しやすい図解やイラスト入りのテキストを使うと、勉強が進みやすいのでおすすめです。 - 過去問付きのもの
出題形式に慣れるために不可欠です。 - 2025年度以降に対応したもの
法改正に対応した最新版を選んでください。
なお、ビジ法2級の試験は公式テキストに準拠したものとなっております。
まずは公式テキスト・公式問題集をチェックしてみてはいかがでしょうか。
公式テキスト
公式問題集
具体的な勉強方法
ビジ法2級の勉強は以下のように進めるのが基本です。
- テキストを利用して全体像を把握
まずは、テキストを通読して、全体像を把握しましょう。
1日1章など、少しずつでもよいので、毎日読み進めるのが、勉強を続けられる秘訣です。
目的は、全体像をつかむことなので、このタイミングで理解度を100%にする必要はないでしょう。 - 一問一答などを利用した基礎固め
基礎固めとの方法として、一問一答の利用がおすすめです。
先で紹介したように、ビジ法2級の問題形式は多肢選択式です。本番の形式に沿った形で基礎固めを進めることができます。また、一問一答形式であれば、手軽に取り組むことができるので、勉強の継続にもつながりやすいでしょう。 - 2過去問による実践演習
1回ごとに時間を測って本番と同じシチュエーションで練習してみます。間違えた問題は記録をつけて、解けるようになるまで何度も挑戦しましょう。
独学をする際のポイント
ビジ法2級を独学で学ぶには、いくつかのコツがあります。以下が代表的なものです。
- 過去問を中心に勉強する
過去問などの演習に取り組むときは、自己採点と振り返りを重視します。演習後は必ず見直し、間違えた理由を明確にする習慣をつけましょう。 - 最新の法改正に対応すること
法令に関する資格試験を受験する際には、常に最新情報をおさえておくこと。特に、教材は最新の法改正に対応したものを使わないと、誤答の原因になります。 - スキマ時間を活用し、継続的に勉強する
通勤中などの隙間時間に、スマートフォンなどで継続的に復習するとよいでしょう。繰り返しの勉強によって、知識が身に付きます。 - 図解で覚える
契約の流れや会社法の構造は、図で整理すると記憶に残りやすいです。 - 勉強を習慣化する
毎日同じ時間に勉強することで、挫折しにくくなります。
まとめ:ビジ法2級は独学でも合格可能!不安なら講座受講がおすすめ
ビジ法2級は、ビジネスパーソンとしての法務知識を証明できる実践的な資格です。出題範囲は幅広いものの、出題傾向が安定しているため、過去問中心の効率的な勉強を行えば独学でも合格を目指すことができます。
独学のポイントは、
- 自分に合ったテキストを選ぶこと
- 無理のない勉強計画を立てること
- 過去問を繰り返して出題傾向に慣れること
です。特に、法律関連の勉強が初めての人でも、図解や例を使って理解すれば、確実に知識を積み上げられます。
とはいえ、「一人で勉強を進めるのが不安」「効率的に短期間で合格したい」という人は、通信講座やオンライン講座の利用がおすすめです。最近では、スマートフォンなどで学べる講座や、質問ができるサポート付き講座も充実しており、忙しい社会人でも学びやすくなっています。
おすすめの講座情報を知りたい方は、ぜひこちらをチェックしてみてください。
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