税理士法人広瀬 | Best Professional Firm 2023

税理士法人広瀬

PROFILE

代表者:廣瀬 翼
創立年月:1930 年 9 月
従業員数:52 人(グループ全体:66 人)
本社所在地:京都府京都市中京区両替町通押小路上る金吹町 465 番地
主な拠点所在地:京都
HP:https://www.hiroseac.co.jp/

企業の強み
  • 創業93年京都に根付く地域密着型ファーム
  • 老舗なのに最先端。対話を大切にした教育
  • 自分を大事に顧客にお節介を焼き続ける


「お節介焼き精神」を継承 若き四代目代表が目指すのは全員が楽しく働ける環境

創立1930年以来、中小企業の税務や会計、経営の支援をしてきた税理士法人広瀬。京都に深く密着し、同業や金融機関、経済界等で抜群の知名度を誇る老舗だ。2022年には、4代目の廣瀬翼氏が30代で代表に就任。老舗でありながら旧態依然とした手法にとらわれず、DXの導入などにも積極的だ。

「DXを進める仕組みづくりのため、業務イノベーションプロジェクトチームを設置し、具体的な施策を検討しています」と説明する廣瀬代表。進取の精神を持ちながらも、「人を大事に育てること」を重視し、制度や仕組みの整備に尽力してきた。様々な業務別にチーム制を敷いており、税務会計だけでなくプラスαのスキルを習得できるような組織にしているのもその一環だ。

新入社員の1年目はマナー研修、税法基礎研修等、1カ月限定の他チーム所属、2年目はコミュニケーション研修、3年目以降は同期同士での検算・チェックのシミュレーション、月次報告の説明のロールプレイングなどを実施している。また、業務外のことを相談できるサポート役として、入社から1年間、年次の近い同性の職員を新入社員につける「ブラザー・シスター制度」。他にも、すべてのメンバーを対象に、月1回スキルアップデーを設け、各分野の知識の共有を実施。自主的に受講を希望する外部研修にも補助を出している。

これらの狙いについて、廣瀬氏は「仕事の悩みは会話不足に起因するものが大半です。それを防ぐためにも、コミュニケーションの活性化につながる仕掛けを用意しています」と話す。

さらに、給料と評価の透明性を高めるため50ページにわたる「人事制度ガイドブック」を作成し、業務区分や評価制度、賃金制度を公開した。「スキルと給与の相関を明らかにすることで、不満や不安を解消するだけではなく、人生設計やキャリアの目標の設定を行いやすくなり、ひいては離職率低下にもつながると考えています」

こうした取り組みの数々の背景にあるのは、創業者である廣瀬繁太郎が説いた「税理士はお節介焼きでなければならない」というポリシーだ。これは廣瀬氏の人材育成の思想にも影響をしている。「自分に余裕がないと顧客にお節介を焼くことはできません。一番に自分と家族を大事に、その次に会社を、そしてお客様を大事にしてほしい。それが私の想いです」。職場環境を改善してきた姿勢にこそ、老舗として地元で確固たる信頼を築けた理由の一端があるのだろう。


Q.貴所、および会計業界全体が、これから必要とする人材は?


今後の会計業界全体のクライアントのニーズに一人の人材がオールラウンドで対応することは困難になりつつあるため、スキルとして、税務会計の知識や対応だけでなく、それ以外の特殊な知識や能力がある又は習得をできる人材が多く、かつ、その多種多様な人材がしっかりと連携を行って、グループ全体・組織として、顧客へのニーズに対応する事が大切だと考えています。

税理士の仕事はクライアント様にとって大事な「お金」を守る、責任感を伴う仕事です。経営という枠組みの中で、クライアント様からあらゆる相談をされ頼りにして頂けます。経営者の方は、業界や年齢など幅広く、本当にさまざまです。そんな方たちといろんな話をすることで、縦にも横にも見解が広がっていき、仕事がどんどん楽しくなります。

クライアント様の経営のサポートをするために、常に知識を積むために努力しキャリアアップしていきたい、最初は上手にできなくても「やってみよう」「一歩踏み出してみよう」という気持ちのある方が今後活躍していける人材だと考えています。

Q.貴所が「人材力」を高めるため取り組んでいることは?


ブラザー・シスター制度を取っており、入社から1年間ラインの異なる年次の近い同性の職員を新入社員につけています。業務に関すること以外の社内ルールなどなんでも相談できるサポート役になってもらっています。新入社員、ブラザー・シスターともに気づきの機会となることもあるようです。

月に1回スキルアップデーを設け、各分野の知識の共有を社内で行っています。また外部研修について は会社から受講させる研修以外に職員が自主的に受講したい研修については会社から補助を出しています。 「ヒロセナビ」という社内ルールをまとめたものを作成しており、認識の共有を図っています。

新入社員入社時の所属チームが決まっており、2〜3年で卒業することを目的として、カリキュラムを設定しています。カリキュラムは1年目は新入社員マナー研修(外部)、税法基礎研修(内部)等、2年目はコミュニケーション研修(内部)、1か月限定の他チーム所属(内部)、3年目以降は同期どうしでの検算の練習、月次報告の説明のロールプレイングなどを実施しています。


Q.ズバリ、貴所で働くことで得られるメリットは何ですか?


税理士業界では創業から90年以上たつ老舗ではありますが、代表が2022年に交代したところで30歳代と若くDXや新しいことへの取り組みも積極的に行っています。 税務・会計の基本を身に付けた後は自身の特性、やりたいことを活かせるチームで強みを伸ばしていける環境です。

複数担当制のため、ほったらかしにすることはありませんが、ある程度裁量をもってクライアント様対応もお任せします。様々な規模、業種のクライアント様のご相談にこたえることができます。

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