2024年版 編集部が管理部門に
おすすめする本当に良いサービス


株式会社クレオ
クラウド会計サービスの魅力
株式会社クレオ
エンタープライズDX事業本部
営業統括部
河野 稜貴 氏

財務・経理部門のDXを推進するための業務基盤として、SaaS型の会計クラウドサービス「ジームクラウドAC」を提供する株式会社クレオの河野 稜貴 氏に、こだわりのポイントやサービスにかける思いについて伺いました。
「ジームクラウドAC」はどんな想いで開発・提供されているのか?サービスの特徴や、差別化のポイントなどと合わせてご紹介します。
大手向けのクラウドサービスを提供し、変化に強い経営基盤づくりの一助を担う
Manegy編集部: 今回、貴社サービスである「ジームクラウドAC」が大手企業の包括的なDX推進に貢献している面から、Manegy編集部が管理部門におすすめする本当に良いサービスとして選出されました。まずはご感想をいただけますでしょうか。
河野氏: ありがとうございます。このような特集に選出され、非常に光栄です。
Manegy編集部: 大手・中堅企業の財務・経理部門をターゲットにしている「ジームクラウドAC」ですが、サービスが生まれた経緯や、サービスにかける想いをお聞かせいただけますでしょうか。
河野氏: 「ジームクラウドAC」は財務・経理部門のDXを推進するための業務基盤としてご利用いただける、SaaS型の会計クラウドサービスです。2005年より、大手企業を中心にシリーズ累計2000社以上に導入したZeeMの「ZeeM 会計」をクラウドサービス(SaaS)として2021年にサービスの提供を開始しました。
大手企業の要件に応える統合型会計システムのクラウドサービスは少なく、SMB市場向けの簡易なものが主流でした。そこに目を付け、あえて大手企業の為のクラウドサービス(月額利用モデル)として、リリースしました。
Manegy編集部: クラウド×エンタープライズ向け総合会計サービスの提供が少なかったとは意外でした!クラウドで提供した理由はやはり大手企業のDX化の遅れを促進していくという背景でしょうか。
河野氏: そうですね。深く掘り下げると、2025年の崖や日本企業全体のDXの遅れの要因として、大手企業におけるシステム硬質化の問題があり、特にコアな機能(基幹系)は未だレガシーな環境が大半です。そのため、システム運用は多くのIT人材とコストを要しており、SMB市場のように最新のクラウドサービスによる、変革を前提としたデジタル化(DX)が容易ではないんです。
そこで、あえて大手向けのクラウドサービスを提供し、大手企業でも変化に強いシステム環境へ移行する機会を提供することで、IT投資の経済合理性とシステムの柔軟性を確保していただき、変化に強い経営基盤づくりの一助を担うことを目指しています。
クラウド本来の恩恵を享受し、データ活用のアジリティを向上させ、圧倒的な業務効率化へ
Manegy編集部: 「ジームクラウドAC」を通して、貴社が率先して日本企業全体のDX化を推進していこうという想いが伺えます。機能面での特徴や強みも伺えますでしょうか?
河野氏: 特徴としては、大手特有の高度な業務要件に対応するシステムでありながら、クラウドサービス(SaaS)として利用できます。また、コア以外の特定の業務については、他のクラウドサービスと連携したコンポーザブルなシステム活用を推奨しています。オプションでなければ拡張できないといった、よくある連携可能ベンダーの制約を無くし、障壁なくDXに取り組めるようにしていますので、クラウド本来の恩恵を享受することができることがポイントです。
他にも、データ活用のアジリティを向上させるという面もあります。他システムから非会計データを取り込み統合会計DBを構築することで、統合会計DBに直結した専用キューブ(多次元データベース)で、レポート作成に必要なデータの抽出やマージといった手間を省き、レポート作成の手間と時間を解消することができます。
キューブはExcel(ピボットテーブル)とBIツール(Tableau)に連携しているので、ファイナンス視点の定型レポートはダッシュボード化が可能です。戦略視点でカスタマイズが発生するレポートはピボットテーブルで自由に作成し、Excelで好きなようにデザインできるようになるので、経理部門でも高度なレポートを柔軟かつスピーディに作成でき、経営の意思決定支援という部門価値向上にもつながると確信しています。
Manegy編集部: 他システムとの連携に制約がなかったり、高度なデータ活用ができるのはDX推進そのものと言えますね。
河野氏: はい、同レンジ向け会計システムと比較した場合でも、ベンダーロックインから脱却し、業務担当者でも簡単かつ安全にデータ活用ができる点は特に強みと感じていますね。低レンジ向け会計システムと比較しても、「ジームクラウドAC」は上場企業などの高度な経理業務の要件に対応しているので、機能面でも圧倒的に違うと言えます。

データドリブンな経営を目的に、システムの連携性をさらに強化
Manegy編集部: 最後に、貴社サービスの今後の展望についてもぜひ教えてください。
河野氏: 今後は、システム間の連携面においてより良い開発・拡充をしていきます。
例えば、ジームクラウドHRとの連携による、経理・人事データ統合を活用したBIダッシュボードサービスの拡充(ROIC経営・人的資本経営)に注力しており、まさにサービス提供を開始したところです。
さらに、他システムとの連携性の更なる強化を図るため、専用連携ツールの機能強化にも取り組んでいます。今後も一貫して、データドリブン経営を目的とした、EPM(Enterprise Performance Management)ソリューションの価値向上を図っていきたいと考えていますので、ご期待ください。
おすすめサービス選出理由
by Manegy編集部

「ジームクラウドAC」は、大手企業のDX推進を目指している点が特徴的です。大手企業は従来、レガシーシステムや複雑な業務要件によりDX化が難航していましたが、このサービスはその課題に対応することを目指しています。2024年においても、大手企業がデジタル変革を進める中で、レガシーなシステムからクラウドサービスへの移行が増えることが予想される中、選択肢に入れたいサービスです。

大手企業向けにクラウドサービスを提供することで、システムの柔軟性と経済合理性を両立させています。これにより、大手企業でも最新のテクノロジーを取り入れやすくなり、変化に強い経営基盤を築くことが可能になり、大手経理部門におすすめしたサービスです。思い切って導入したら周辺のDX化も一気に進む、なんてことになる可能性も十分にあるのでは?

「ジームクラウドAC」は、データ活用のアジリティを向上させるために、他システムとの連携やレポート作成の効率化を図っています。つまり、経理部門がより戦略的な経営判断をサポートするためにデータを活用できるんです。データ活用が企業の競争力向上に欠かせない要素となることが予想される2024年にマッチしたサービスと言えます。
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サービス概要
サービス・製品名: ジームクラウドAC
推奨従業員規模: 300名~3000名
その他推奨条件:業種:製造業・情報通信・卸売小売行・サービス業を中心とした民間企業全般 ※金融、官公庁、自治体はNG
上場/非上場:どちらも
サービス体系:中堅~大手企業向けの統合型会計システム(ZeeM 会計)をSaaSで提供
主な拠点:東京本社、関西事業所(大阪)、中部営業所(名古屋)
対応エリア: 全国
ご予算例:月額利用料+初期システム導入費用
金額については、お客様の規模・ご要件によって変動(要お問合せ) -
記事提供元
株式会社クレオ
03-5783-3548
info.zeem@creo.co.jp
https://www.zeem.jp/