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2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)は年末年始休業のため、お問合せなどのご連絡は1月5日(月)以降になります。ご了承くださいませ。

本記事では、世界のビジネスニュースを英語で紹介しております。
ニュースを読んでいただくとともに、英語のキャッチアップにお役立ていただけますと幸いです。
アップルやインテル、エヌビディアなど、世界の名だたる企業からの受注生産を請け負う半導体製造メーカー、TSMC。生産シェアは世界で50%以上にのぼり、今年2月には熊本県菊陽町に新設した生産工場を稼働させるなど、その勢いは止まらない。数年にわたる交渉の末、今回取材許可を得てCNNが工場内部からリポートする。
This is Taiwan’s epicenter of technological revolution, where precision meets innovation and tiny chips power big dreams. This is TSMC, Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, commanding more than 50 percent of the global market, producing more than 90 percent of the world’s mostadvanced chips.
ここは台湾の技術革新の中心。精密さとイノベーションが出合い、超小型の半導体チップが大きな夢をかなえる場所です。ここはTSMC、すなわち「台湾積体電路製造」。世界の(半導体)
市場の50%以上を占め、世界の最先端半導体チップの90%以上を製造しています。
To say it’s difficult to gain access to Taiwan Semiconductor Manufacturing Company would be the understatement of the year―or maybe two years, because that’s about how long it’s taken my team and I to get permission to come here. Behind these walls, some of the world’s most-advanced, highly secretive technology; it’s so secret you have to check your phone, your laptop―anything that emits a signal―just to walk through the door.
TSMCへの入館許可を得ることは困難である、というのは今年で一番、控えめに過ぎる発言になるでしょう。いえ、むしろ「この2年間で一番」と言うべきかもしれません。私たち取材班がここへ来る許可を得るのに、まさにそのくらいの時間がかかったのですから。この壁の向こうで扱われているのは、世界でも最先端の、極めて秘匿性の高い技術の部類に入ります。どのくらい極秘かというと、入口に足を踏み入れるだけでも、携帯電話やノートパソコンなど、電波信号を発信するものはすべて預けなければならないほどです。
As demand for AI-driven technologies soars, TSMC is the go-to global manufacturer, sending stocks skyrocketing. The company’s workforce-77,000 strong and growing, a far cry from its humble beginnings in 1987, says the senior vice president of human resources, Lora Ho.
AIを利用した技術への需要が飛躍的に高まる中、TSMCは世界で最も引く手あまたのチップメーカーとなり、その株価は急騰しています。同社の従業員は、総勢7万7000人で、さらに増え続けており、1987年に小さな会社としてスタートした時とは雲泥の差だと、人事担当上級副社長のローラ・ホ(何麗梅)氏は語ります。
“What is it like to run HR for what is arguably the most important company in the world right now?” (CNN)
「世界で今、おそらく最も重要な会社とも言える企業で、人事の責任を担うというのはいかがですか」(CNN)
“I think now, HR is very different than the HR then, because we are fast expanding our global footprint.” (Lora Ho)
「今の人事は、昔の人事とは大違いだと思います。わが社は急ピッチで海外での事業を拡大していますから」(ローラ・ホ)
TSMC says it needs to hire thousands of new employees over the next few years to fill chip factories, or fabs, under construction right now across Taiwan and around the world. Last month, TSMC opened its first fab in Kumamoto, Japan, with the help of billions of dollars in government subsidies. They’re also building new fabs in Dresden, Germany, and Phoenix, Arizona.
TSMCによると、同社は台湾や世界各地で現在建設中の、「ファブ」とも呼ばれる半導体チップ製造工場で働く従業員を、今後数年間で新たに数千人雇用する必要があるとのこと。先月、TSMCは数十億ドルの(日本)政府の補助金を得て、日本の熊本県に1つめの半導体製造工場をオープンしました。同社は、ドイツのドレスデンとアリゾナ州フェニックスでも新工場を建設中です。
“Why the decision to do the moreadvanced technology in Arizona?” (CNN)
「より高度な部類の技術(を駆使したチップ)の製造をアリゾナ州で始める決断に至ったのはなぜですか」(CNN)
“Our leading-edge customer[s] are mostly American companies, so to serve their need[s] in their home country―that’s [the] objective.” (Lora Ho)
「最先端の技術を要する当社の顧客は主にアメリカ企業です。ですから、そうした企業が本拠地とする国で彼らのニーズに応えること、それが狙いです」(ローラ・ホ)
That Arizona fab is facing chronic delays, the price tag skyrocketing. Making chips outside of Taiwan and making them profitable will likely require huge government subsidies.
そのアリゾナ州の工場建設は慢性的に遅れており、建設費は高騰し続けています。台湾の外で半導体チップを作り、なおかつ収益を上げられるようにするためには、巨額の政府の補助金が不可欠だと思われます。
“They estimated the cost in the US compared with Taiwan is about 40 percent more expensive, but right now, because of inflation [and] all these kind[s] of issues, they think it’s probably two times or three times more expensive.” (Kristy Hsu, director, Taiwan ASEAN Studies Center, Chung-Hua Institution for Economic Research)
「(当初)TSMCはアメリカでの(チップ製造)コストは台湾に比べておよそ4割高になると見積もっていましたが、今はインフレやその他の事情によって、おそらく(台湾の)2倍か3倍になると考えています」(クリスティー・スー 中華経済研究院 台湾ASEAN研究センター長)
TSMC’s overseas expansion must overcome massive hurdles―an expansion world leaders say is necessary to protect the global chip supply chain from potentially disastrous disruptions. We got a taste of that during the pandemic: months-long waits for new phones, laptops, and other tech. Any major disruption could mean waiting years for cutting-edge tech. Taiwan is a volcanic island prone to earthquakes, typhoons, and other natural disasters. Perhaps the biggest threat to TSMC’s supply chain: rising tensions with China.
TSMCが海外で事業を拡大するには極めて大きな障害を克服しなければなりませんが、世界の指導者たちは、破滅的な結果をもたらしかねないサプライチェーンの混乱から世界の半導体チップの供給網を守るためには、この事業拡大が不可欠だと言います。(新型コロナウイルス感染症の)パンデミックの際、私たちもその混乱の一端を経験しました。新しい携帯電話、ノートパソコン、その他の電子製品を手に入れるまで何カ月も待たされました。供給網の大規模な混乱があれば、最先端技術を利用できるまで何年も待たされることになりかねません。台湾は火山島で、地震や台風、その他の自然災害が起こりやすい土地柄です。そしておそらく、TSMCのサプライチェーンにとっての最大の脅威は、中国との緊張の高まりでしょう。
The company’s stock is surging anyway, as other nations scramble to catch up with Taiwan.
それでも、他国が台湾に必死に追いつこうとする中、同社の株価は上がっていく一途です。
“I don’t think it would take away the strength, because we are still very highly concentrated in Taiwan and the most leadingedge technology we’re absolutely starting from Taiwan.” (Lora Ho)
「(TSMCが海外で事業展開を進めても、台湾の)競争力がそがれるとは思いません。当社の事業は今も台湾に大幅に集中していますし、最先端の技術は間違いなく台湾から生まれていますから」(ローラ・ホ)
Beyond its core semiconductor business, TSMC is exploring new frontiers in advanced packaging, paving the way for enhanced processing power and energy efficiency, pushing the boundaries of what’s possible in today’s fast-moving world of tech. Will Ripley, CNN, Taichung, Taiwan.
TSMCは事業の核となる半導体ビジネスにとどまらず、半導体チップの高度なパッケージングの新開発も進め、(こうした取り組みを通じて)処理能力やエネルギー効率の強化へ道を開き、急速な発展を続ける今日のテクノロジー分野の可能性をさらに広げようとしています。
CNNのウィル・リプリーが台湾の台中市からお伝えしました。
記事提供元
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