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2025年12月に適用される法改正

公開日2024/12/12 更新日2024/12/13 ブックマーク数

3

法務

2025年12月に適用される法改正

建設業法・公共工事適正化促進法改正

この法改正は、建設業の担い手確保を目的として、労働者の処遇改善、働き方改革、生産性向上を促進するものです。

主な内容として、労働者の賃金引上げ、資材高騰に伴う労務費へのしわ寄せ防止、労働時間の適正化、現場管理の効率化などが含まれます。これにより、建設業界全体の労働環境改善と生産性向上が期待されています。

この改正には、

過去25年間で建設業就労者が約3割減少
他産業と比較して賃金が低く、就労時間が長い

という背景があります。

改正のポイント

労働者の処遇改善（賃金引上げ）
- 　標準労務費の勧告制度の導入
- 　著しく低い労務費による見積りや契約の禁止
資材高騰に伴う労務費へのしわ寄せ防止
- 　請負代金の変更方法を契約書に明記
- 　資材高騰時の変更協議への誠実な対応義務
働き方改革と生産性向上
- 　著しく短い工期による契約締結の禁止
- 　現場技術者の専任義務の合理化

注意点

建設業に関わる企業は、労務管理や賃金体系の見直しが必要となる可能性があります。
公共工事に携わる企業は、新たな基準に沿った契約や業務遂行が求められる可能性があります。
人事・総務部門は、労働時間管理や処遇改善に関する新たな施策の導入を検討する必要があります。
法務部門は、改正法の詳細を把握し、社内規定や契約書の見直しを行う必要があります。

建設業の担い手確保や処遇改善、働き方改革を推進し、「新4K（給与・休暇・希望・かっこいい）」の実現を目指すものとなっています。

参考サイト：国土交通省｜持続可能な建設業の実現のため、建設業法等改正法の一部を施行します

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