公開日 /-create_datetime-/
2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)は年末年始休業のため、お問合せなどのご連絡は1月5日(月)以降になります。ご了承くださいませ。

メールセキュリティの専門家であるVade Japan株式会社が発表した年次サイバーセキュリティレポートによれば、企業が受信するメールのうち3分の1が迷惑メールであり、その中の2.3%に悪意のあるコンテンツが含まれていることが明らかになりました。これにより、約4億通以上の悪意のあるメールが企業宛に届けられている現状が浮き彫りになっています。
フィッシングは依然として深刻な脅威であり、全攻撃の約3分の1を占めています。特に、偽のログインページを使用してユーザーの認証情報を搾取する攻撃が増加しています。これらの攻撃は、二要素認証すらバイパスする高度な手法を用いています。
悪意のあるHTMLファイル、PDF、アーカイブ形式の添付ファイルも依然として脅威です。悪意のあるURLによる攻撃は全体の22.7%を占めており、認証情報の窃取を目的としています。
特定の業界や企業を狙った標的型攻撃も増加しています。鉱業、製造業、エンターテインメント業界が特に狙われており、配送事業者を装ったなりすまし詐欺も頻発しています。
総務部門が中心となり、メールセキュリティに関する従業員教育を定期的に実施することが重要です。例えば、フィッシングメールの特徴や怪しいリンクを見極めるポイントを学ぶトレーニングを導入します。ある企業では、定期的に偽のフィッシングメールを従業員に送信し、セキュリティ意識を調査しています。これにより、従業員の注意力を高め、実際の脅威に対する対応力を強化しています。
最新のクラウド型セキュリティソリューションを採用し、迷惑メールのフィルタリングや悪意のあるURLの検出を強化しましょう。また、AIを活用したシステムは、より迅速かつ精度の高い脅威検出が可能です。例えばAIベースのメールフィルタリングシステムを導入すれば、毎月の迷惑メール量を90%削減できます。
万が一、フィッシングや悪意のあるメールが社内で拡散した場合に備えたインシデント対応計画を作成します。初期対応、情報共有、被害拡大防止のフローを明確にし、定期的にシミュレーションを行うと効果的です。
サイバー脅威の進化に対応するため、総務部門が中心となってセキュリティ対策を強化することは、企業の持続可能な成長に欠かせません。従業員教育、強固なシステムの導入を通じて、日々の業務を安心して遂行できる環境を整備しましょう。
参考記事)
PR TIMES|企業宛の約5億通のメールに 悪意のあるコンテンツが含まれることが明らかに
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
雇用契約書の記載事項を知りたい方必見!必須事項や注意点を解説
全国の社宅管理担当者約100人に聞いた!社宅管理実態レポート
労働契約と業務委託契約の違いとは?契約書に記載すべき重要ポイントを解説
生成AI時代の新しい職場環境づくり
新卒エンジニア採用施策アイデア大全
11月の「物価高」倒産 6カ月ぶり減の62件 通年は前年超えが確実、過去最多を更新へ
いまさら聞けない!ストレスチェック制度⑦~実施後にやること~
360度評価とは?メリット・デメリットを解説
リアルタイムデータ解析が変える企業の意思決定スピード|BPO活用のメリット
若手育成は未来への投資:若手離職率を左右する“育成期間”の真実とは【HR総研調査・ダイジェスト版】
オフィスステーション年末調整
アフターコロナの採用戦略とコスト最適化
ラフールサーベイ導入事例集
新型コロナウィルス問題と見直しておきたい契約条項
これなら先方も納得!取引先と請求書電子化をスムーズに進める3つのコツとは?
2025年1-11月の「人手不足」倒産 359件 サービス業他を主体に、年間400件に迫る
NEC、生成AIでキャリア相談支援 職場体験プログラムも導入しジョブ型人材マネジメントを加速
キャリア形成支援がある企業の若手社員、8割超が「今の会社で働き続けたい」。「会社の支援感じない」若手社員は勤続意向が半数以下
いまさら聞けない!ストレスチェック制度⑥~外部委託~
今すぐ知るべきホワイトハラスメントの正体 その“優しさ”、実はハラスメントです
公開日 /-create_datetime-/