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なぜ私の会社では常に人が足りないのか?-本当に足りないのは、「人」ではなく、〇〇である

公開日2025/06/15 更新日2025/06/13 ブックマーク数
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なぜ私の会社では常に人が足りないのか?-本当に足りないのは、「人」ではなく、〇〇である

目次本記事の内容

  1. 採れていないのか、辞めているのか-まず見極めるべき入口と出口
  2.  採れていない-入口の課題
  3.  辞めている-内部構造の課題
  4. それでも日本では、人が足りないが常態化している
  5. 変わったのは、人ではなく前提条件
  6. では、なぜ構造改革は後回しになるのか
  7. 「人が足りない」と言う前に、投げかけたい問い
  8. おわりに

「人が足りないんです」 この言葉を、この10年で何十回と耳にしてきました。
これは中小企業に限らず、大企業や上場企業であっても、現場の人事担当者や経営層から同じような声が聞こえてきます。

採用しても応募が来ない。やっと採用できても、すぐに辞めてしまう――。
そんな状況が繰り返される中で、「もううちには人が来ない」「最近の若手は育たない」といった嘆きが生まれているのは、決して珍しいことではありません。

そしてふと、思うことがあります。
本当に、「人が足りていない」のでしょうか。

たしかに、日本全体として労働人口は減少しています。少子高齢化が進み、若年層の人材が希少化していることは事実です。
ですが、現場で語られる「人が足りない」という感覚は、それだけで片づけられるものではありません。

「人がいない」という言葉の裏には、まったく異なる二つの現象が混ざっています。

採れていないのか、辞めているのか-まず見極めるべき入口と出口

採れていない-入口の課題

まず一つ目は「採れていない」状態です。
求人を出しても応募が来ない、条件を変更しても反応が薄い。
これは明らかに入り口設計の問題です。
その際によくある原因は下記の3つです。

・募集要件が曖昧で、誰に何を求めているのかが伝わっていない。
・求人票や採用サイトが言いたいこと中心で、求職者の視点がない。
・そもそも自社の採用市場でのポジショニングを理解できていない。

こうしたことは一見すれば基本的な話に思えるかもしれません。
しかし実際には、数年前に作った採用ページがそのままになっていたり、「今の若手」が何を大切にするのかが社内で共有されていなかったりと、時代とのズレが静かに進行している企業が多く見られます。

辞めている-内部構造の課題

もう一つは「辞めている」状態です。
採用には成功したものの、思ったより早く離職してしまう。これは定着できていないということ、つまり内部構造の問題です。
(特に優秀な若手~中堅が)辞める原因をひも解くと、下記のようなシンプルな原因に行き当たることが多いです。

・入社後に理想と現実のギャップがあり、早期に幻滅されてしまう。
・中間層が多忙を極めており、育成に十分な時間と仕組みを持てていない。
・評価や役割が曖昧で、努力が正しく報われる実感を持ちにくい。

これは単なる「個人の問題」ではありません。
むしろ、「受け入れ側の構造に手が入っていない」ことこそが根本原因です。
つまり、「辞められた」のではなく、「受け止めきれなかった」構造的背景があるということです。

それでも日本では、人が足りないが常態化している


記事提供元



セレクションアンドバリエーション株式会社は、「人と組織の成長をあたりまえにする」を理念に掲げる人事・組織コンサルティングファームです。企業の人事戦略策定や制度設計、運用支援を通じて、上場企業から中小企業まで幅広く支援しています。ジョブ型雇用やMBO・OKR、スキルマトリクスなどの導入にも対応し、エビデンスに基づいた変革を推進しています。


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