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働くことと自己実現(2)ユング心理学の「自我」と「自己」の観点から

公開日2025/12/08 更新日2025/12/05 ブックマーク数
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働くことと自己実現(2)ユング心理学の「自我」と「自己」の観点から

目次本記事の内容

  1. 【基礎解説】マズローの「自己実現」との違い:ユング心理学の「自我」と「自己」の定義
  2. 社会的成功としての「自我実現」:昇進・キャリアアップとモチベーション
  3. 独自の内面的価値と向き合う「自己実現」
  4. 管理職が担う役割:心理的安全性と持続的な働きがいを生む組織運営/li>


前回のコラムでは、アメリカの心理学者アブラハム・マズロー(Maslow, Abraham Harold. 1908-1970)が提唱した「欲求階層説」を用いて、「自己実現」の価値を持つ勤労についてお話ししました。

本コラムでは、今度はユング心理学の観点から、同じく人間の成長から見た労働の価値について、Platworksの公認心理師・臨床心理士が考察していきます。

【基礎解説】マズローの「自己実現」との違い:ユング心理学の「自我」と「自己」の定義

スイスの精神科医で深層心理学の祖の1人であるユング(Jung, Carl Gustav. 1875-1961)は、人間の心には、意識することのできない部分、すなわち「無意識」が存在しているという仮説を前提に、自らの心理学を構築していきました。

普段、私たちが「私」だと感じているものは、実は氷山の一角に過ぎず、その奥にはより大きな心の領域が存在していると考えるのです。しかもその領域は、その人自身の意識の外にある部分だけでなく、個人を越え、時代や地域を越えて、人類において普遍的に共通する深みを持つのだ、と。

ユングは、……

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「社会保険労務士法人プラットワークス」は、東京・大阪を拠点に全国の中堅中小企業から大手企業、官公庁に向けて、人事制度構築、国際労務、組織再編、IPO支援等の組織人事領域における総合的なコンサルティングサービスを提供しています。また、「働く自由をすべての人に」をビジョンに、オンライン心理相談サービス(PlaTTalks)の運営、企業認定取得支援(えるぼし・くるみん・健康経営)を通じて、心の自由とキャリアの安心をサポートしています。


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