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アンゾフの成長マトリクスで事例を交えて考察する「成長戦略」の組み立て方

公開日2025/11/12 更新日2025/11/10 ブックマーク数
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アンゾフの成長マトリクスで事例を交えて考察する「成長戦略」の組み立て方

筆者が担当するコンサルティングにおいて最も多い支援テーマは"中長期ビジョン""中期経営計画"の策定です。過去の成功体験にとらわれ既存事業をなかなか革新できず、内需縮小に連動する形で売上高が減少傾向に陥っている、あるいは踊り場となっている企業も少なくありません。不確実性が高い昨今においては過去を断絶した上で、いかに新たな未来を創造していくかの経営層の強い意志が求められます。今回は消費財を取り扱う製造業C社を事例に、企業の事業成長戦略を検討するためのフレームワークであるアンゾフの成長マトリクスを活用し、「成長戦略」について探ります。

目次本記事の内容

  1. 成長が滞る企業経営者の声
  2. アンゾフの成長マトリクス
  3. アンゾフの成長マトリクスの具体的なステップ

成長が滞る企業経営者の声

C社は都市部に本社を構える生活日用品を取り扱う製造業であり、売上高約100億円、売上高経常利益率約2%の創業60年超の中堅企業です。営業拠点は全国主要都市に5拠点、製造拠点は国内郊外部に2拠点を構え、"Made in Japan"のものづくりにこだわりを持っています。特にユーザーの声を反映して開発した自社オリジナル製品は、顧客や業界内からも高い評価を得ています。同社が参入している市場はいわゆるニッチ分野であり、その市場の中で業界3位のポジションを形成されています。しかしながら直近10年間は売上高100億円前後の横ばいで推移しており、打開策が見えない状況にあります。その状況下、新たな舵を切るべく同社では1年前に長期ビジョンを策定しましたが、初年度の推進に苦しんでいる状況です。

筆者は同社の経営者から相談を受け、事業の課題や今後の方向性について意見を交わしました。以下はその際の筆者(以下コンサルタント)とC社経営者との会話です。

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タナベコンサルティンググループは「日本には企業を救う仕事が必要だ」という志を掲げた1957年の創業以来67年間で大企業から中堅企業まで約200業種、17,000社以上に経営コンサルティングを実施してまいりました。
企業を救い、元気にする。私たちが皆さまに提供する価値と貫き通す流儀をお伝えします。


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