ケアの倫理から労働の倫理を問い直す①~コールバーグが構築した「正義の倫理」と現代組織が抱える構造的課題~

公開日2026/02/02 更新日2026/01/30 ブックマーク数
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ケアの倫理から労働の倫理を問い直す①~コールバーグが構築した「正義の倫理」と現代組織が抱える構造的課題~

目次本記事の内容

  1. 正義の倫理とコールバーグの道徳性発達理論
  2. 正義の倫理とケアの倫理の対立事例(ハインツのジレンマ)
  3. 現代組織の構造的課題
  4. 関連サービス
  5. 関連サービス
  6. 関連サービス

2025年の京都賞(思想・芸術部門)において、心理学者のキャロル・ギリガン氏が選出されました。(キャロル・ギリガン | 京都賞
ギリガンは他者との関係性を重視する「ケアの倫理」の提唱者です。また、この概念はネル・ノディングスらによって「関係性の倫理」としてさらに発展し、倫理学に大きな変革をもたらしました。女性の道徳観を劣っているとし、従来の道徳観とされてきた「正義の倫理」のみ重視することに異議をとなえ、女性の社会進出や少子高齢化といった多様化・複雑化する社会において対応するための学問的基礎を築いたとして受賞しました。

女性の労働市場への参加と共働きが増加してきている現代において、家事・育児などのケア労働への過小評価が問題視されています。
また、労働市場においても保育士や介護士、看護師といったケア労働に従事する労働者の報酬の低さが顕在化しています。
このようなケアを軽視する現代社会を問題視し、他者との関係性や他者のニーズにどう応じるかといった考え方を重視する必要性があるとした考え方があります。この考え方をもとにしている概念として、「ケアの倫理」があげられます。

このコラムでは従来発達してきた権利やルールに守られてきた「正義の倫理」と、その対比として生まれた「ケアの倫理」についての概要と、「ケアの倫理」と日本の労働市場における現状とこれからについて、プラットワークスとしての考えとともに解説していきます。

正義の倫理とコールバーグの道徳性発達理論

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「社会保険労務士法人プラットワークス」は、東京・大阪を拠点に全国の中堅中小企業から大手企業、官公庁に向けて、人事制度構築、国際労務、組織再編、IPO支援等の組織人事領域における総合的なコンサルティングサービスを提供しています。また、「働く自由をすべての人に」をビジョンに、オンライン心理相談サービス(PlaTTalks)の運営、企業認定取得支援(えるぼし・くるみん・健康経営)を通じて、心の自由とキャリアの安心をサポートしています。


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