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企業経営において「コンプライアンス」は単なる法令遵守を超え、企業の持続的な成長と信頼構築に欠かせない要素となっています。
それに伴い、法務職の方々にとって、コンプライアンスに関する知識と実務経験は、転職市場における価値を高める重要なスキルの一つとなってきています。
実際、法務の転職市場では、コンプライアンスを強化する企業が増え、企業を問わず求められる法務の専門知識に加えて、企業ごとに状況が異なるコンプライアンス対応への実践的な経験を求める動きがあります。
しかし、「自分のコンプライアンス経験が、転職市場でどのように評価されるのだろうか」「効果的にアピールするにはどうすれば良いのだろうか」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
本記事では、法務職の皆様がコンプライアンス経験を最大限に活かし、転職を成功させるための具体的なポイントを、弊社の転職支援コンサルタントが持つ「採用企業側の視点」を交えながら、評価される経験の内容からアピール方法、成功事例まで、多角的に解説します。
本記事を通じて、あなたのコンプライアンス経験の市場価値を正しく理解し、キャリアアップや希望のポジションへ進むための具体的な戦略を構築してください。
なお、この記事は二部構成です。こちらは前編記事です。
企業におけるコンプライアンスの重要性は、年々増す一方です。
その背景には、企業不祥事への社会の厳しい目や規制強化に加え、企業が抱える「成長戦略と直結する具体的な課題」が強く影響しており、法務部門の採用ニーズはこれらの経営課題解決を強く意識しています。
また、従来の全社的な法令遵守の背景に加え、現在多くの企業が解決したいと考えているコンプライアンス関連の個別の課題は多岐にわたります。
例えば、グローバル企業の各国法令への対応、急成長企業の社内風土改革(ハラスメント・不正防止)、DX推進におけるデータ活用に伴う個人情報保護・データガバナンスといった、事業の成長と密接に関わるリスクの解消が求められています。
また、M&A後のPMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)におけるコンプライアンス体制の統合や、上場準備(IPO)・コーポレートガバナンス・コードの強化への対応も、法務部門の重要性が増す大きな要因です。
つまり、法務部門に求められているのは、単に「違反をしないこと」ではなく、これらの経営課題を先回りして解決し、企業価値向上に貢献できる「守りのプロフェッショナル」としての役割なのです。
この課題解決能力を持つコンプライアンス経験者は、企業にとって不可欠な存在として位置づけられているのです。
法務が担うコンプライアンス業務は、多岐にわたりますが、転職市場で特に需要が高く、評価の対象となりやすいのは、「リスクの予防(未然防止)」と「リスクの発見・是正(早期対応)」の領域です。
ご自身の経験をこの二つのフェーズに沿って整理し、効果的にアピールすることが重要です。
法令や企業倫理を遵守するための社内体制構築が主な業務です。
具体的には、コンプライアンス規程、行動規範などの策定・改定、そして役員・従業員向けのコンプライアンス研修の企画・実施が含まれます。
この領域は、全社的なコンプライアンス意識の底上げという、最も基礎的かつ重要な土台作りを担います。
潜在的な違反行為やリスクを早期に察知し、対応する仕組みの運用が中心です。
代表的なものが、内部通報制度(ホットライン)の設計・運用です。
通報窓口として機能し、事実調査、関係部門との連携による是正措置の立案と実行、通報者へのフィードバックまでを一貫して担当します。
企業規模が拡大すると対応(危機管理)、すなわち不祥事発生後の社外公表対応や当局対応などの比重も高まりますが、多くの中堅・大手企業では、仕組みを整え、現場に浸透させ、問題が大きくなる前に察知するという、予防と発見・是正のサイクルを回せる人材への採用ニーズが圧倒的に高い傾向にあります。
後編では、転職市場で評価されるコンプライアンス経験の具体的な内容や、効果的なアピール方法、さらに実際の転職成功事例を交えて解説します。
後編は、管理部門・士業特化型転職エージェント「MS-Japan」のサイトにて公開中です。
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記事提供元
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