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大手企業の女性ビジネスパーソンが一堂に会する「なでしこプロジェクト」参加者の意識調査結果が発表された。
それによると「多くの企業で女性活躍推進の取組みは進展するも、企業によっては活動に対する疲れや社内のハレーション(働き方改革)の影響により、女性活躍推進の動きは鈍化」しているというものだった。
なでしこプロジェクトは、一般社団法人・企業研究会主催の「なでしこサミット2015」のパネリスト5名が発起人となってスタートしたもので、毎年「なでしこサミット」を開催し、プロジェクト参加者の意識と、参加企業の状況調査を行っている。
その調査から浮かび上がってきたのが、「女性活躍推進の動きは鈍化」というものである。どの企業も大枠の目標は掲げて取り組んでいるものの、部門レベルの目標が設定されておらず、具体的なアクションになかなか繋げにくいという状況がうかがえる。
また、「女性活躍推進」から「働き方改革」に内容が変わってきている企業も出てきており、本来の女性活躍推進という点が、実質的には後退しているケースも見られる。
女性役員の登用についても、明確な効果が認識できないことから、あくまでイメージ先行の取組みとなっていて、具体的経済メリットは何かという点が漠然としているといった課題が浮き彫りになる調査結果となった。
浮かび上がった課題をクリアしていくためには、女性のみならず、男性側の意識改革が重要である。現在置かれている状況や考え方の違いを認識することで、意識ギャップを減らし、より意味のある女性活躍推進を目指すことが求められている。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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