公開日 /-create_datetime-/
昨今、プレシニア(40代後半から50代後半)のセカンドキャリアとして、Webディレクターが大きな注目を浴びています。
営業や経理など、Web業界にそこまで大きな関わりがなくても、Webディレクターに魅力を感じる人が多いようです。プレシニアを惹きつける要素は、一体どこにあるのでしょうか。
今回は、Webディレクターという職種を中心に、プレシニアのセカンドキャリアについて解説します。
Webディレクターは、Webコンテンツ制作の現場において、プロジェクトを取りまとめる立場です。企画・立案だけでなく、プロジェクトの進行管理や、運用・改善業務にも携わります。幅広い業務を担当するため、広範かつ専門的なスキルが必要です。
Webディレクターとして働く現場は、主に事業会社と制作会社の2種類です。事業会社で働く場合は、自社のWebコンテンツを制作するため、運用・改善の作業が欠かせません。一方、制作会社で働くのであれば、ヒアリングなどの業務が必要です。事業会社で働くよりも、高いコミュニケーションスキルが必要になるでしょう。
Webディレクターと混同しやすい職種として、プロジェクトマネージャーがあります。プロジェクトマネージャーは、プロジェクト全体を統括する役割です。Webディレクターとは異なり、複数のチームを統括して、目的達成へと導きます。
Webディレクターは、顧客折衝やプロジェクト管理など、とても重要な役割を担っています。将来性を心配する声もありますが、「人間にしかできない分野」なので、すぐにAIなどの技術に取って代わられる可能性は少ないでしょう。
プレシニアがWebディレクターに惹かれる要素はどこにあるのでしょうか。まずは、「自由度の高い働き方」です。Webディレクターの求人を見てみると、在宅・リモート可の仕事も多くあります。仕事をする場所や時間がきっちり決められている職種の人は、Web業界の柔軟性に憧れるようです。
またWebディレクターが注目を浴びる要素として、「専門知識が得られる」という点も見逃せません。Webディレクターとして働くと、以下のようなスキルが身につきます。
・Webに関するスキル
・UI(ユーザーインターフェース)/UX(ユーザーエクスペリエンス)に関するスキル
・マーケティングスキル
・コミュニケーションスキル
WebやUI/UX、マーケティングスキルは、将来的にも大きく役立つスキルです。コミュニケーションスキルは、どの仕事をするうえでも欠かせません。専門的なスキル・知識を磨ける点で、Webディレクターが人気を集めています。
「まったく経験してこなかった分野だから」というのも、プレシニアがWebディレクターに注目する理由です。たとえば、営業(Web系以外)だけをしてきた人にとって、Web業界は未知の領域になります。しかし、だからこそ「セカンドキャリアとしてWebディレクターに挑戦したい」と考える人もいるようです。もちろん、「Webデザインのスキルを活かしたい」など、これまでの経験を引き継ぐ形でキャリアアップしたいと考える人もいます。
そして「将来性がある」のも、Webディレクターの魅力です。世間でDX(デジタルトランスフォーメーション)が注目されているように、さまざまな領域でデジタル技術が浸透しつつあります。マーケティングの知識があるWebディレクターは、DXの分野でも重宝される存在です。このような将来性の高さも、プレシニアの心を惹きつける要素の一つでしょう。
Webディレクターになるために、必須となる資格はありません。しかし取っておくと便利な資格はいくつかあります。たとえば、Webディレクター試験はWebディレクションの力を証明するためのものです。基礎的な力を問われる試験であり、初心者からでも合格できます。
またWebリテラシー試験もおすすめです。デザイナーやディレクター、プロデューサーなどに必要な知識が問われる試験となっています。Webディレクター試験よりも難易度が上がるため、あらかじめ基礎的な力を身につけておきましょう。
上記のような資格をもっており、さらにWebに関する何らかの実務経験があると、プレシニアでのキャリアアップも可能です。若手の人材とは異なり、ポテンシャル採用が行われないため、ある程度の力を養っておく必要があります。
Webディレクターは、プレシニアのセカンドキャリアとしてとても魅力的です。担当する業務の範囲が広く、専門的な知識も多く必要となりますが、その分やりがいも大きいでしょう。自由度の高い働き方も可能なので、自分好みのライフスタイルを実現できるかもしれません。
DXの分野で重宝される存在になるのも、Webディレクターが注目される理由です。将来性の高い、専門的な職種を探しているのであれば、Webディレクターに注目してみてはいかがでしょうか。セカンドキャリアを考えるうえで、重要な示唆を与えてくれるかもしれません。
OFFICE DE YASAI 導入事例
債権管理・入金消込効率化『V-ONEクラウド』導入事例 ~午前中いっぱい掛かっていた消込作業がわずか数分で完了! アデコ株式会社~
三菱総研DCSが取り組む「ダイバーシティー経営」への第一歩
海外法人との取引を成功させる!英文契約の基礎知識
電子契約における代理署名・代理押印
30代経理の転職事情!経験・未経験でどう違う?
上司・部下間の“業務外コミュニケーション”の実態とは? 「プライベート」や「趣味」の話をする人が多数派に
電子帳簿保存法の徹底解説 紙の領収書も電子で保存可
【公認会計士監修】新リース会計基準とは?概要や企業への影響
【会計】満期保有目的の債券等の減損と、金融商品の分類・測定の議論の方向性、検討─ASBJ、金融商品専門委 旬刊『経理情報』2024年10月20日号(通巻No.1724)情報ダイジェスト②/会計
契約管理の現状
社印・社判を必要とする文書の電子化
フランチャイズ契約を締結する前にチェックすべきポイントとは(加盟店の立場から)
新型コロナウィルス問題と見直しておきたい契約条項
顧問契約書/コンサルティング契約書の作成で気を付けておくべき事
内部通報者への不当な扱いに罰則を導入するかを議論、消費者庁の検討会 制度の理解不足も指摘
仕事中の水分補給の飲み物は?集中力向上などシーン別おすすめオフィスドリンク
40代は公認会計士でも転職が難しい?成功のポイントと事例を紹介
2026年7月【法定雇用率2.7%】引き上げへ。6割が“達成困難”とするも「障がい者人材の戦力化」を見据える動きは活発化
月次試算表とは?作成目的やおすすめ会計システムを経理向けに解説
公開日 /-create_datetime-/