公開日 /-create_datetime-/

年明けの恒例行事といえば初詣だが、初詣には欠かせないお賽銭にもデジタル化の波が押し寄せ、各地の神社や寺院で電子マネーによるキャッシュレス賽銭を導入する動きが広がっている。
外国人観光客への対応や新型コロナの感染症対策、そして金融機関が硬貨の預け入れに手数料を取るようになったことも背景にあるとされている。しかし「キャッシュレス時代にマッチしている」や「果たして御利益はあるのか」など、賛否両論が渦巻いている。
保険マンモスの調査*によると、電子マネーによるキャッシュレス賽銭については、「実感が湧かない」「バチが当たる」などの否定派が57%、「感染症対策になる」「時代に合っている」などの肯定派が43%という結果であった。
*調査方法:インターネットによる選択・記述式回答
調査人数:20代~60代の男女500人
調査期間:2022年11月4日~2022年11月10日
一方、お年玉についてもデジタル化の影響が出ている。インテージが実施した調査**では、お年玉をもらう側の3割がキャッシュレス決済を希望しているが、渡す側の90%は現金で、直接渡すと回答し、キャッシュレス決済で渡す人は1%未満である。
**調査方法:アンケート配信および回収調査
調査対象:15~79 歳の男女
調査期間: 2022年11月25日(金)~11月28日(月)
お年玉をもらう年代は、日常の買い物でもスマホでのキャッシュレス決済利用が当たり前になっているだけに、お年玉もお賽銭も電子マネーの方が手軽で便利と考えていることがうかがえる。
しかし、電子マネーでのお賽銭であれば、わざわざ神社や寺院に出向く必要もないし、お年玉をもらうために祖父母や親戚へ新年の挨拶をしなくても済むことになる。
映画やドラマを倍速で観る世代にとっては、その方が合理的なのかもしれないが、果たしてそれで初詣をする意味や、お年玉を渡す気持ちが伝わるのかどうかは、大いに疑問の残るところではないだろうか。
初詣もお年玉も、古くから伝わる新年の風習である。さて、マネジーの読者は、お賽銭やお年玉のデジタル化には、賛成なのかそれとも反対なのだろうか。
■参考URL
(記事執筆に際し、参考資料として閲覧したサイトです。リンク先としてご使用される場合は、許可取りの要否などご確認いただけますと幸いに存じます)

※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
契約書作成の際に必ず押さえておきたい8つのポイント
事業用不動産のコスト削減ガイド
法人税対策・実物資産投資の新たな選択肢 最新情報掲載 『日本型オペレーティングリースガイドブック』
人的資本開示の動向と対策
株式会社I-ne導入事例~月間の受注データ件数は20万件以上!『 Victory-ONE【決済管理】』の導入で 業務効率化と属人化の解消を実現~
労働力不足にどう対応する?令和7年版労働経済白書から読み解く3つの課題
「時間単位年休」を導入・運用する前に知っておきたいこと
オンラインストレージにおける情報漏えいのパターンとは
外国人の高度専門職ビザとは?ポイント制や条件など、高度人材の申請に詳しい法律事務所が解説
休職者への適切な対応とは③~職場復帰支援に関して配慮すべきこと~
生成AI時代の新しい職場環境づくり
ISO20022に準拠した住所構造化対応とは
ラフールサーベイ導入事例集
債権管理・入金消込効率化『Victory-ONE/G4』導入事例 ~入金消込の効率が飛躍的にアップ! ティーペック株式会社~
雇用契約書の記載事項を知りたい方必見!必須事項や注意点を解説
SaaS コストが知らぬ間に膨らむ?今すぐ始めるべきコスト最適化5 ステップ
人事労務の属人化を解消する方法|業務効率化と企業リスク軽減のポイント
オンラインストレージのセキュリティリスクを回避する方法とは
「サイレント退職」が起こる背景と予防策とは?
1-10月の「人手不足」倒産323件、年間最多を更新 労働集約型で倒産が急増、「従業員退職」が1.5倍増
公開日 /-create_datetime-/