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中国発「SHEIN」世界最大のファストファッションブランドへ、年間売上高でH&M超えに

公開日2023/12/17 更新日2023/12/15 ブックマーク数
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中国発のファストファッションブランド「SHEIN」は、急速に売上規模を拡大しています。今後ファストファッションブランド市場で世界最大の売上規模になるかもしれません。

ファストファッション市場を席巻する「SHEIN」

一方、ファッションを軸に市場拡大を続ける「SHEIN（シーイン）」も中国発祥の企業ですが、現在は本社をシンガポールに移しています。日本でも2020年12月からサービスをはじめ、とくに若い女性を中心に利用者が増えています。


SHEINの売上高は、2023年1～9月で約3兆6,000億円となり、年間では5兆円にも達する見込みです。前年同期比でも約40%という伸びを示しており、今後売上規模がファストファッションブランド市場で世界最大になる可能性があります。

SHEINの強みは？

SHEINが強みとする点は、以下の3つです。


①低価格の商品販売

SHEINの商品は非常に低価格で若者に人気です。オンラインのみでの販売で、実店舗を持たないため、大幅なコストカットに成功しています。


②売れ筋商品のリアルタイム追跡

SHEINは商品の売れ行きをリアルタイムに追跡するシステムをもっています。ほとんどの商品を数百個単位の小ロットで生産しており、売れている商品だけ追加生産する方法をとっているため、無駄なコストが生じません。


③緻密な生産量・生産タイミング管理

一般的なアパレル産業では余剰在庫が40%近くに達するのに対して、SHEINは需要予測を精確に見積り、生産タイミングを高精度で管理して、在庫を10%以下に抑えています。余剰な在庫を抱える問題を、高度な生産管理で解消しているのです。

アメリカでの株式上場を目指すSHIEN

SHEINは11月28日に米国でIPO申請を行っています。ゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、モルガン・スタンレーが主幹事に採用されており、早ければ2024年に上場できるかもしれません。

まとめ

中国国内では、脱アマゾンの動きが広がりつつあるといわれており、アメリカでのアプリダウンロード数ではすでにアマゾンを抜いています。SHIENの登場により、ECサイトを取り巻く事業環境の変化が加速しているといえるでしょう。


※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。

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