公開日 /-create_datetime-/

DX推進には、DXビジョン・戦略・ロードマップの策定、各組織の重点テーマ・目標KPI設定などの大きな方針が必要です。それらが示されてこそ、全社的な活動としてDXが認知され、各部署での取り組みが加速していくと言えます。しかし、DXを推進していくためには、環境整備も忘れてはいけません。ここでは、DXが組織文化として根付き、自然発生的に推進されていくための環境づくりのポイントを解説します。
まずは各企業のDXの取り組みの状況を俯瞰して見てみましょう。IPA(独立行政法人 情報処理推進機構)が発行している「DX推進指標 自己診断結果分析レポート(2021年版)」によると部門横断で持続的にDXを推進できている企業、つまりDX先行企業といわれる企業は全体の17.7%となっています。全社戦略に基づき、一部部門で推進している企業が27.8%、部門単位での試行、実施している企業が35.4%、まだDXに関して具体的な取り組みに至っていない企業が19.1%という状況です。約5社に2社は全社的なビジョンに基づくDX推進が始められている一方で、半数以上の企業はまだ取り組みを行っていないか、行っていても部単位での個別の動きにとどまっているようです。このように、DXの取り組みのレベルは企業それぞれといった状況です。DX環境整備は自社の状況に合わせて、何が最適かを検討していくとよいでしょう。
冒頭に述べたDXビジョンなどの大きな方針を立てる手法は、経営戦略や事業戦略の考え方と同じですので、取り組んでいる企業も多いでしょう(先ほどの統計でも5社に2社が取り組んでいました)。しかし当然ですが、方針を定めれば上手くいくわけではありません。部署ごとでバラバラの推進になっていたり、進めてはみたものの停滞した、DXに対して熱量を持っている人間が一部の社員に限られている、という話を聞くことは多いです。そこで必要になるのが、DX推進をサポートするような環境を整えることです。その環境として代表的なものは、①意識、②人材、③推進組織、④権限・承認プロセス、⑤制度、⑥ITシステムの6項目です。
記事提供元

タナベコンサルティンググループは「日本には企業を救う仕事が必要だ」という志を掲げた1957年の創業以来67年間で大企業から中堅企業まで約200業種、17,000社以上に経営コンサルティングを実施してまいりました。
企業を救い、元気にする。私たちが皆さまに提供する価値と貫き通す流儀をお伝えします。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
健康経営の第一歩! 健診受診率100%を達成するコツ一覧
他社との違いは?電子契約サービスの比較検討ガイドのご紹介
新型コロナウィルス問題と見直しておきたい契約条項
郵便物の電子化による部署別 業務効率化事例
土地建物売買契約書の見直し方法と5つのチェックポイント
勤労の義務・勤労の権利の本質とは何か?~人は何のために働くのか~
ことしの忘・新年会「実施」は57.8% コロナ禍後、初の減少 「従業員の抵抗感」などで開催なしが広がる
【2025年最新】日本企業に迫られるDXの加速、そもそもDXとは?
なぜ女性管理職は増えないのか?現状と企業が陥りがちなポイント
産業医面談の意味や価値はここにある!本来の効果を引き出す方法
1月の提出期限に間に合わせる!支払調書作成効率化の最適解とは?
Web請求書の導入にあたり費用対効果を高める方法、お伝えします!
社員と会社の両方が幸せになる生活サポートとは?
総務・経理・営業の生産性に影響する法人車両の駐車場管理における落とし穴
これなら先方も納得!取引先と請求書電子化をスムーズに進める3つのコツとは?
サーベイを“取るだけ”で終わらせない!組織課題を「確信」に変えるデータ活用術
出張でマイルを貯めるのはずるいのか?社内トラブルを防ぐルール作り
【2025年版】年末調整に関する税理士・社労士解説記事3選
【完全版】福利厚生とは?法定、法定外の制度や種類、導入メリットを簡単解説
「残業キャンセル界隈」と「静かな退職」の違いとは?若手とベテランそれぞれの働き方と意識の変化を徹底解説
公開日 /-create_datetime-/