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2024年6月12日に成立した「スマホソフトウェア競争促進法(以下、スマホ競争促進法)」は、2025年12月19日までに全面施行される予定です。この法律は既存のスマホ利用環境を大きく変える可能性があります。どのような変化が予想されるのか、その概要を解説します。
モバイル環境も含め、インターネットに関わる分野では、巨大化して優越的権限を行使するデジタルプラットフォーマーが問題視されています。AppleやGoogleがその代表ですが、彼らはアプリストアを利用するアプリ提供者に対して、特定の条件を要求するケースがあります。
たとえば、アプリ提供者がAppleやGoogle内の課金システムだけを利用して、しかも手数料を支払う義務があることや、AppleやGoogleストア以外でのアプリ販売を制限されることなどがこれに該当します。アプリ提供者はビジネス上の制約を受けることになり、公正で自由な活動ができません。そこで、これらのプラットフォーマーの適正な活動を規定し、自由なビジネスを保障するためにスマホ競争促進法が制定されたのです。
スマホ競争促進法で規制される対象は、スマートフォンで利用されるOS・アプリストア・ブラウザ・検索エンジンの4つです。スマートフォン以外のモバイル端末や、パソコンで利用されるソフトは対象になりません。法律が施行されると対象プラットフォーマーは、以下に挙げる6つの事項を遵守しなければなりません。
これらの遵守事項とその他の規制は、公正取引員会が指定する特定ソフトウェア提供者である「指定事業者」に課せられます。現時点では、App Store、Google Playストア、iOS、Chromeなどが対象になると考えられます。
出典:公正取引委員会|スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律の概要
スマホ競争促進法の目的は、大手プラットフォーマーのサービス内で、アプリ提供者の自由度を高めることです。アプリ提供者は多様な決済方法を利用できるほか、自身のホームページに顧客を誘導することも可能になります。
もう1つ重要な点は、既存のプラットフォーマー以外にも、新たな市場参入者がアプリストアなどを開設できるようになることです。その結果競争が促進され、消費者やユーザーの利便性が高まることになるでしょう。
ただし、セキュリティ対策が不完全なアプリが増加して、ハッキングや詐欺の被害が拡大するリスクも考えなければなりません。重要な情報やプライバシーが漏えいする危険性も考慮すべきでしょう。
スマホ競争促進法はその名前通り、スマートフォンを利用したサービスにおける、公正で自由な競争を促進する目的で策定されました。企業ビジネスにも関わることなので、今後の動向にも注意が必要です。ほかにもビジネス関連の法律は頻繁に改正されるため、常に最新の情報を入手することをおすすめします。
最新の法令改正情報については、以下のページでご確認ください。
https://www.manegy.com/article_review/
参考サイト)
SoftBank|スマホソフトウェア競争促進法とは? 影響とセキュリティリスク
公正取引委員会|スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律の概要
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