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売上好調なのに資金繰りが悪化?現金不足を防ぐためにできること【税理士が解説】

公開日2025/03/01 更新日2025/03/26 ブックマーク数
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売上好調なのに資金繰りが悪化

売上は好調なのになぜか現金が増えない、黒字なのに毎月支払いに苦労する、などの悩みを抱えていませんか?実は売上自体は安定した経営に直結するわけではありません。さらに、放っておくと慢性的な資金繰りの悪化や黒字倒産に陥る可能性も高まります。

今回は「経理を変え、経営を変え、未来を変えていく。」をキャッチコピーとして中小企業のパートナーとして活躍する、豊島区池袋の猪熊税務会計事務所 所長の猪熊規博さんに、売上が好調でも現金が増えない原因とその対策について、具体例を交えながら解説いただきました。

現金不足を防ぐためには、そのメカニズムを理解すると同時に、現金管理で見落としがちなポイントにも焦点を当てて迅速に対策を講じる必要があります。現金不足を解消するための施策や、各種財務指標を用いた管理方法なども紹介いただいたので、ぜひ参考にしてください。

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目次本記事の内容

  1. 売上好調でも現金不足?黒字倒産や現金不足のメカニズム
  2. 現金が増えないときにチェックすべき項目とその対策方法
  3. 他にもある!現金が増えない原因とその対策
  4. 簡易キャッシュフロー計算書と月別・日別資金繰り表で、早めの対策を
  5. PR:おすすめの予算管理サービス一覧

売上好調でも現金不足?黒字倒産や現金不足のメカニズム

ーー売上があっても、気付けばいつも「現金がない」と感じる経営者が多いと聞きます。なぜでしょうか?

一般的に、売上が順調であれば会社が安定していると考えられがちですが、必ずしもそうとは限りません。売上は増加しているにも関わらず現金が増えない主な原因として、売掛金・買掛金の入金・支払タイミング、過剰な設備投資や借入金の返済などにより、キャッシュイン(現金収入)とキャッシュアウト(現金支出)のバランスが崩れることがあげられます。資金繰りが悪化した場合、「黒字倒産」と呼ばれる突然の倒産リスクが発生することもあります。倒産に至らなくても、会計上は利益を出しているにも関わらず、キャッシュフローの管理不足により手元の現金が不足する可能性はどの企業にもあるのです。

企業が抱えるリスクの中でも、売上と現金のギャップは見過ごされがちな問題です。特に昨今、急激な価格高騰やコロナ融資の返済など、多岐に渡る社会変化の中で「会社の現金が想定より少ない」と感じる経営者は増加傾向にあります。

ーー売上が伸びても現金が増えない会社、逆に売上がイマイチでも現金が増えている会社は、具体的に何が違うのでしょうか?

例をあげて説明します。仮に、売上2億円前後の小売業であるA社とB社を比較するとしましょう。両社ともに年間売上は大きく変わりませんが、A社は現金不足で倒産の危機に瀕している一方、B社は安定した現金フローを保っています。何が違うのか見てみましょう。

売上が伸びても現金が増えないA社の場合人件費の最適化、人材の確保……柔軟な労働時間制が会社を強くする

賃借対照表/損益計算書

まずA社は、1年目に売上を伸ばすために大量のクレジット販売を行い、売掛金が回収されるまで現金が使えない状態にあります。また、売上を確保するために多くの在庫も抱えています。加えて2年目に設備投資と長期借入金の返済が発生しており、現金の流出が続いています。

結果として、1年目と2年目の損益計算書を比較すると、売上高は増加しているものの、利益は約半分に減っており、現金も大幅に減少しています。

売上がイマイチでも現金が増えているB社の場合


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