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環境をテーマにする企業の新しい資金調達方法、グリーンファイナンスとは?

公開日2025/03/14 更新日2025/03/14 ブックマーク数
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環境をテーマにする企業の新しい資金調達方法、グリーンファイナンスとは?

環境問題に対して積極的に取り組む企業は、ESG投資の1分野であるグリーンファイナンスにより、資金調達手法を増やせる可能性があります。グリーンファイナンスには債券とローンがありますが、それぞれの特徴とメリットについての概要を紹介します。

グリーンボンドとは?

ボンド(bond)とは債券全般を指し、主体的にグリーンプロジェクトを推進する企業が発行する債券に、機関投資家や個人投資家が投資する仕組みがグリーンボンドです。調達した資金はグリーンプロジェクトに使途が限定され、資金の追跡管理とレポートによって透明性が確保されます。

グリーンボンドは国際資本市場協会(ICMA)によるグリーンボンド原則(GBP)において、以下の4種類に規定されています。

  • 標準的なグリーンボンド(Standard Green Use of Proceeds Bond)
  • グリーンレベニュー債(Green Revenue Bond)
  • グリーンプロジェクト債(Green Project Bond)
  • 担保付きグリーンボンド(Secured Green Bond)

グリーンボンドでは企業が債券を発行し投資を募りますが、一般の債券とは異なり使途が限定されます。その代わりに、環境問題に前向きな企業というブランド力の強化につながり、環境に関心がある新たな投資家を獲得できるというメリットがあります。

グリーンローンとは?

グリ-ンローンとは、グリーンプロジェクトに使途が限定された融資のことです。グリーンボンドと同様に、資金の追跡管理とレポートによって透明性が確保されます。原資はESG投資を実施している金融機関が提供します。

社会の環境に対する意識が向上するにともない、環境問題に取り組む企業が高く評価され、その経営持続性も注目される傾向にあります。そのためグリーンローンでは、借り手側の企業だけではなく、融資する金融機関にもブランド力向上のメリットが生じます。結果的に企業側は、比較的好条件で融資を受けられる可能性があります。

グリーンファイナンス全般に共通することは、社会において新しい価値観を見出す個人や企業から、環境問題に前向きなプロジェクトが資金調達できるという利点です。一般的な企業活動に比べて、資金調達のチャンスが広がるともいえるでしょう。

グリーンファイナンスの将来と課題

現在実行されているグリーンプロジェクトは、主に太陽光発電関連事業、省エネ関連事業、廃棄物処理事業などですが、国内でのグリーンボンドとグリーンローンの利用が増加していることから、今後はさらに多くのプロジェクトが伸展すると考えられます。企業にとっては、新たなビジネスチャンスにもなるでしょう。

その一方で、グリーンファイナンスに注目する企業はまだ少なく、資金供給が今後頭打ちになる可能性も否定できません。また中小企業にとっては、事業内容、資金の追跡管理などの面から、依然としてハードルが高いという課題もあります。資金の流れを的確に把握するためには、財務・会計システムの見直しが必要かもしれません。

クラウド会計・会計システムについては、以下のページで詳しく紹介しています。
https://www.manegy.com/service/cloud_accounting/

まとめ

グリーンファイナンスはほとんどのケースで、使途がグリーンプロジェクトに限定されています。利用を検討する場合には、自社に該当する事業があることが前提になるでしょう。また、これからグリーンプロジェクトへの参入を考える場合でも、まずは採算性を検証する必要があります。グリーンファイナンスは目的ではなく、あくまでも目的達成の一手段です。

参考サイト)
ASUENE MEDIA|グリーンファイナンスとは?種類やメリットなどを解説
環境省|グリーンボンドとは
環境省|グリーンローンとは
環境省|グリーンファイナンス市場の更なる発展に向けた個別の課題について


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