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内部監査とは?目的・スケジュール・監査の種類から内部監査項目例まで解説

公開日2025/03/26 更新日2025/03/25 ブックマーク数
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内部監査とは

目次本記事の内容

  1. 1.内部監査とは?
  2. 2.内部監査の目的
  3. 3.内部監査と他の監査の違い
  4. 4.内部監査の対象となる企業
  5. 5.内部監査体制を構築する流れ
  6. 6.内部監査の監査項目
  7. 7.内部監査実施時に意識すべきこと
  8. 8.内部監査の年間スケジュール
  9. 9.内部監査の3つのレベル
  10. 10.IPO準備段階における内部監査の注意点
  11. - よくあるご質問
  12. PR:おすすめ経営分析のサービス一覧

 

1.内部監査とは?

内部監査とは、「社内で独立した内部監査部門が、監査対象部門における内部管理態勢の適切性、有効性を検証するプロセス」をさします。

2.内部監査の目的

内部監査の目的は、内部監査基準(一般社団法人日本内部監査協会)にある通り、組織体の経営目標の効果的な達成に役立つことです。そのために、以下の役割が求められています。

・監査対象となる部門(=被監査部門)における内部管理体制の適切性・有効性の検証
・内部管理体制の問題点の発見・指摘だけでなく、内部管理体制の評価、問題点の改善方法の提言


第1章 内部監査の本質
1.0.1 内部監査とは、組織体の経営目標の効果的な達成に役立つことを目的として、合法性と合理性の観点から公正かつ独立の立場で、ガバナンス・プロセス、リスク・マネジメントおよびコントロールに関連する経営諸活動の遂行状況を、内部監査人としての規律遵守の態度をもって評価し、これに基づいて客観的意見を述べ、助言・勧告を行うアシュアランス業務、および特定の経営諸活動の支援を行うアドバイザリー業務である。内部監査基準」一般社団法人日本内部監査協会

3.内部監査と他の監査の違い

●内部統制(J-SOX)との違い

内部監査は、経営者の代わりに業務全般の適法性を確保するために内部監査部門が監査を行います。一方で内部統制(J-SOX)は財務報告の信頼性を担保するために監査法人などが監査を行います。内部監査と内部統制(J-SOX)は混同されているケースが多々見受けられますが、実際には目的や役割、成果物が異なり、まったくの別物です。

内部監査部門としては、被監査部門が整備したフローチャートなどに基づいて内部統制(J-SOX)の評価を実施します。



内部監査内部統制(J-SOX)
準拠法・ルール法令・社内規定等金融商品取引法
目的業務全般の適正性、適法性の確保財務報告の信頼性確保
役割経営者になりかわり、上記の目的を達成するため会社業務全般を「監査」する経営者などが文書化した内部統制報告書の整備・運用状況を「評価」する
成果物内部監査関連書類(監査計画書、内部監査報告書、改善指示書等)ウォークスルー調書、サンプリング調書
報告先・報告書類経営者へ上記の成果物を提出財務局へ内部統制報告書を提出

【関連コラム】
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●内部監査と外部監査、監査役監査の違い

「監査」には、内部監査のほかに「外部監査」と「監査役監査」があります。これら3つを併せて「三様監査」と呼びます。それぞれの監査は目的や主体が異なりますが、相互に補完する関係にあるため、課題点の共有などを通して緊密に連携することが重要です。


内部監査外部監査(会計士監査・会計監査人監査)監査役監査
準拠法なし金融商品取引法、会社法会社法
監査の主体内部監査人(会社の従業員など)公認会計士又は監査法人(外部の第三者)監査役・監査役会・監査委員会(会社の機関)
監査範囲会計監査、業務監査会計監査、内部統制監査会計監査、業務監査
監査の観点内部統制、管理の有効性連結財務諸表などの適法性、適正性、財務報告の適正性取締役の職務の違法性、妥当性
監査結果の報告経営者株主株主

▲内部監査、外部監査(会計士監査)、監査役監査の違い(2024年6月開催IPO塾 内部監査より抜粋)

①外部監査

外部監査とは、会計監査人や監査法人といった企業と利害関係のない外部の専門家による会計監査のことです。外部監査は会社法と金融商品取引法によって一定の規模以上の会社に義務付けられており、財務諸表など、企業の財務情報の正確性がチェックされます。

②監査役監査

監査役監査とは、取締役の職務の執行が法令・定款を遵守して行われているか、経営判断の内容に善管注意義務違反がないかを監査役がチェックする監査です。会社のコーポレートガバナンスの重要な要素の1つでもあります。

③三様監査(内部監査・外部監査・監査役監査)の重要性

内部監査部門と監査役監査の連携は、上場準備段階においても非常に重視されている部分です。......


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