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日本国内において企業ガバナンス(コーポレート・ガバナンス)は、主に健全な企業経営のための管理や統制として認識されています。しかし本来は、企業価値を高める指標になる取り組みです。今回の記事では企業ガバナンスについて、企業価値向上という視点から解説します。
企業統治とも呼ばれる企業ガバナンスは、企業そのものとステークホルダーの利益を守る取り組み全般のことです。たとえば企業内での不正が発覚したら、企業の社会的地位が失墜し、株主や取引先にもダメージがおよびます。それを防ぐためには、企業内を厳格に統制する仕組みを作り、常に機能させておく必要があります。
企業ガバナンスの具体的な手段としては、内部統制制度の構築、情報開示による透明性の向上、経営陣の意識改革などが考えられます。詳細については、東京証券取引所が公開している「コーポレートガバナンス・コード」を参考にするとよいでしょう。
本来の企業ガバナンスの役割は、単に企業内を統制するだけではなく、企業価値を高めることにあります。それを実現するために重視すべき5つのポイントを順番に紹介します。
コンプライアンスに通じることですが、企業は株主や従業員に対して責任をもつと同時に、社会に対しても責任を果たさなければなりません。活動に関わる法律を遵守し、リスクや障害を回避し、目標達成に向けて努力する必要があります。
経営者および取締役会は、重要事項の決定に際して説明責任を果たさなければなりません。それに対する質問があった場合にも答える責任があります。経営のブラックボックス化は許されません。
リスク管理も企業ガバナンスの重要なポイントです。企業は過去に経験したリスクから学び、今後生じる可能性があるリスクに備える必要があります。リスクを完全に排除することはできない、という意識を常にもつことが重要です。
企業はあらゆる関係者との間で、公平なバランスをとることを求められます。一部の偏った意見や経営陣の独断により経営方針を決めるようなことは、企業価値の低下につながります。
企業の関係者にとって必要な情報をすべて開示し、経営の透明性を高めることは、企業ガバナンスの中でもとくに重要性が高まっています。開示するのは前向きな情報だけではなく、戦略面や利益面でのリスクなども共有しなければなりません。
企業価値にはさまざまな要素が含まれます。前述した5つの強化ポイントを実現するためには、経営陣と従業員がそれぞれに企業ガバナンスを意識する必要があります。これは定期的な研修などで、持続的に取り組むべきことです。
また、内部統制の仕組みを整備したり、外部監査の制度を設けたりして、健全な経営を維持することも重要です。ステークホルダーなどに対する情報公開には、リアルタイムで経営状況を確認できる、経営分析ツールを活用するという方法もあります。
企業ガバナンスについては、企業内部の管理を厳格化するという一面だけでとらえないほうがよいでしょう。企業ガバナンスを強化することは、企業そのものの価値を高めることにつながるのです。また企業ガバナンスは経営陣だけの問題ではなく、社内全体で共有する必要があることも常に意識しましょう。
参考サイト)
「企業におけるガバナンスとは。重要性から強化方法まで解説」NTT
「コーポレートガバナンス・コード」東京証券取引所
「コーポレートガバナンスとは? 企業統治の意味や内部統制の違いについてわかりやすく解説」freee
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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