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経営企画担当者が最低限知っておきたいビジネス英語

公開日2019/05/27 更新日2019/05/28 ブックマーク数0
経営企画担当者が最低限知っておきたいビジネス英語

経営企画業務は経営計画策定、経営管理、プロジェクト管理、CSR(企業の社会的責任)推進、内部統制など、企業経営にかかわる業務全般を担当するため、その業務範囲は多岐にわたります。その中核が「経営企画の三大業務」とされています。経営企画業務においてはビジネス英語も頻出するので、経営企画担当者には一定レベル以上の英語力が必要です。

経営の根幹を支える「経営企画三大業務」

経営企画業務においては、自社が安定的に成長し続けるために中長期経営計画を立て、「ヒト・モノ・金・情報」の経営資源配分を行います。同時に、その中長期経営計画を達成するために必要な予算、数値目標、具体的施策などを設定し、それを推進する司令塔的役割を担います。また、自社ステークホルダとの良好関係構築、自社の社会的信頼性向上などを図るための施策立案・実施なども行います。

換言すれば、経営企画業務とは自社の既存事業成長と新規事業創出を図る上での根幹業務であり、その要が次の「経営企画三大業務」です。

●中長期経営計画・ビジョンの素案作成

中長期経営計画や自社の将来を展望した経営ビジョンを取締役会が決定するための素案作り等を行います

●単年度経営計画の素案作成

中長期経営計画を単年度計画に落とし込んだ各事業部門の予算や利益計画を取り纏め、全社的に最適な計画になるように調整し、数値目標の必達を図るための素案作り等を行います。

●全社的課題解決に向けたプロジェクトの計画・推進

働き方改革、組織風土改革、事業構造改革、周年記念事業、CSR(企業の社会的責任)など、取締役会で決定した社内横断的なプロジェクトの計画・推進を行います。

経営企画担当者に求められるスキル

ある意味で「会社の頭脳」と目される経営企画担当者には、主に次のスキルが求められます。

●経営管理力

経営計画・ビジョン、ブランディング、CI(コーポレートアイデンティティ)など、企業活動の骨格部分を構築するための総合的な管理能力が求められます。

●データ分析力

社内外の情報分析、経済・市場動向把握、論理的思考力などからなる総合的なデータ分析能力が求められます。経営企画担当者は、例えば自社の財務データ、国の経済統計、大手市場調査会社等の市場予測データなどのクロス分析を基に、論理的思考によって中長期経営目標設定の素案等を作成しなければなりません。

●コミュニケーション力

利害関係が絡む案件の調整能力、計画案等を関係者に分かりやすく説明するプレゼン能力などが求められるので、高度なコミュニケーション能力が必須です。経営企画担当者は、例えば働き方改革プロジェクトを計画する場合は、事前に研究開発、製造、営業など社内各部門と意見交換や調整を行わなければなりません。さらに、その結果に基づいて素案を作成し、取締役会等でプロジェクト担当役員にそれを説明し、円滑に了承を得るなど活動をしなければなりません。そのためには、社内キーパーソンと親密な人間関係を構築し、根回しをする能力も必要になります。

経営企画担当者にはどのレベルまでの英語力が必要?

海外事業依存率が高いグローバル企業の経営企画担当者の場合、TOEICなら700点以上の英語力が必要とされています。海外市場の調査、海外現地法人・代理店との打合せや根回し、海外ステークホルダへの各種説明など、英語力を駆使しなければならない場面が多いからです。

一方、国内事業依存率が高く、英語を使う場面が少ない企業の経営企画担当者であっても、次のような頻出度の高いビジネス英語は一応知っておくと良いでしょう。

アサイン
(assign)
任命する、割り当てる
アジェンダ
(agenda)
行動計画、協議事項
アライアンス
(alliance)
提携
エビデンス
(evidence)
証拠、根拠
オフバランス
(Off Balance Sheet)
資産や取引が財務諸表に記載されない状態のこと
コアコンピタンス
(core competence)
中核事業
コ・クリエーションストラテジー
(Co-Creation Strategy)
顧客参画を通じた商品開発により他社との差別化を図る事業戦略のこと
コミット
(commit)
約束、関与
コンセンサス
(consensus)
合意形成
スキーム
(scheme)
(事業)計画
ソーシング
(Sourcing)
M&Aにおいてターゲット企業を選定し、選定したターゲット企業とM&A交渉を行うこと
ドメイン
(Domain)
自社特有の事業活動領域のこと
パラダイム
(paradigm)
業界内で常識とされている事業の枠組みや価値観のこと
バランススコアカード
(Balanced Score Card)
業績を定量的な数値だけではなく、顧客、内部プロセス、組織能力と4つのポイントで多角的に定義し、これらをバランスよくマネジメントする経営管理手法のこと
ベンチマーキング
(Benchmarking)
自社のビジネスプロセスと同様の最良事例との比較分析により、自社のビジネスプロセスを改善する経営管理手法のこと
BCP
(Business Continuity Plan)
事業継続計画
BPO
(Business Process Outsourcing)
事業の業務プロセスの一部を一括して外部委託すること
ERM
(Enterprise Risk Management)
自社において発生が予測されるあらゆるリスクを統合的・包括的・戦略的に把握・評価・最適化し、自社の価値最大化を図るリスク管理手法のこと
KFS
(Key Factor for Success)
事業を成功させるためのキーとなる要因のこと
KGI
(Key Goal Indicator)
重要目標達成指標 (特定期間に達成すべき目標数値の指標)
KPI
(Key Performance Indicator)
重要業績評価指標 (目標の達成度合いを定量的に計測するための指標)
PPM
(Product Portfolio Management)
自社が展開する複数の製品・事業の組合せと位置づけを分析し、全社レベルで最適な経営資源配分を判断する経営管理手法のこと

まとめ

経営企画という業務は、社内の全部門を俯瞰的にカバーしなければならないため、広い視野と各部門の特性を把握できる幅広い業務知識が求められます。したがって、この職種で一人前になる難易度はかなり高いと言えるでしょう。反面、成果を出した時の達成感は経営企画担当者ならではのものがあるでしょう。

人材市場的に価値が高い職種でもあるので、目の前の業務を着実に遂行して経験を積むと共に英語力を高めれば、経営トップにも信頼されるキーパーソンの一人になれるでしょう。

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