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人的資本経営とは、人材の価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のことです。なぜ人的資本経営が注目されているのか、また、人的資本経営を実施することにはどのようなメリットがあるのか解説します。具体的な実践方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
人的資本経営とは、人材を「資本」として捉え、その価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上につなげる経営のあり方です。
(出典:経済産業省「人的資本経営~人材の価値を最大限に引き出す~」)
人的資本経営とは、人材を企業資本のひとつとして捉え、人材の価値を最大限に引き出すことで、中長期的な企業価値向上を実現する経営のことです。人的資本経営を実現するには、人材採用や育成を戦略的に行うことや、人材計画を含めた経営戦略、環境・社会・ガバナンスに配慮した経営などが求められます。
従来の考え方では、人材は資本ではなく「資源」でした。育成するというよりは消費するものとして捉え、いかに有効活用するかが企業課題でもありました。しかし、人的資本経営では人材は資本です。人材は企業価値を生み出す原動力であり、人材にかかるコストは資本投資と捉えられます。
・労働人口の減少による多様な人材・働き方が求められている
・ESG投資やSDGsが浸透している
・技術の進歩により価値観が変化している
人材を資本として捉える人的資本経営が注目を集めています。ここでは、人的資本経営が注目されている理由や背景を解説します。
労働人口の減少が、人的資本経営が注目される理由の一つです。少子高齢化により、日本の労働人口は減少傾向にあります。2030年には341万人余、2040年には近畿地方の就業者数と同規模の1100万人余の労働人口が減少するといわれています(リクルートワークス研究所調べ)。人材不足を解消するには、働きやすい環境を構築することが必要です。例えば、子育て世代の女性やシニア世代、外国人労働者などが働きやすいように、テレワークや短時間労働への対応が求められています。
また、不足する人材を量で補うのではなく、質で補う必要性も生まれてきました。人材を単に雇用するのではなく、雇用後の育成に力を入れることも重要視されています。状況に合わせた勤務形態を提供することで多様な人材の個性を活用し、パフォーマンスを最大限に引き出す「人材資本経営」が必要になるのは当然の流れといえるでしょう。
ESG投資とは、環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)に注目して企業の将来性を評価し、投資判断を行うことです。近年、投資家は企業のESGを重視するようになってきているため、労働環境を向上させて社会貢献性を高め、ガバナンスに配慮することは、資金調達にもダイレクトに影響を及ぼします。
また、投資家だけでなく社会全体が、SDGsに関する企業情報の開示を求める流れになってきています。SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」は、多様な人々に働きがいのある職場環境を提供し、雇用を促すことです。人的資本経営により人材を取り巻く環境を改善すれば、SDGsの目標達成にも貢献します。
AIやロボットの登場により、技術力だけで競合企業との差別化を図るのが難しくなってきました。新しい技術を導入・活用することも大切ですが、イノベーションを生み出せる人材を雇用・育成することも重要視されています。
技術の進歩により、今後も価値観は変化すると考えられます。新しい価値観に柔軟に対応し、よりよい社会をつくる企業として成長するためにも、人材を資本として捉えて経営につなげる人的資本経営が必要です。
・従業員の能力を可視化できる
・従業員のモチベーションが高まる
・企業の生産性が向上する
・企業のブランディングにつながる
・投資対象として認知されやすくなる
人的資本経営を実施することには、企業にとってだけでなく従業員にとってもメリットがあります。主なメリットを5つ紹介します。
人的資本経営を始める前に、既存の従業員の能力についてデータ化し、可視化しておくことが必要不可欠です。個人の能力を可視化すると、育成の効果も可視化でき、フィードバックを実施しやすくなります。
また、……
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