公開日 /-create_datetime-/
経理財務限定!業務に役立つ資料を無料プレゼント
業務過多や属人化などの課題を解決する資料から経費精算の効率化など業務に役立つ資料をプレゼント。また法令関係など正しく理解しておきたい方に向けた資料もご用意しております。すべて無料でダウンロードできます。
経理・財務の現場では、日々多くの書類や伝票、請求書が処理されています。そこには手書きの情報もまだ多くあり、「デジタル化が進む中でも手作業による入力をしなければならない」というのが大きな課題とされてきました。
しかし近年、AI-OCRと呼ばれる技術が台頭し、手書きの文字でも高い精度で電子化できるとして注目されています。本記事では、AI-OCRの概要や注目されている理由、さらに今後の展望についてわかりやすく解説します。
OCRとは、日本語で「光学文字認識」と呼ばれる技術です。紙に印刷された文字や画像内の文字をスキャナーなどで読み取り、それをコンピューターが理解できる「デジタルテキスト」に変換します。
たとえば紙の請求書を電子化したい場合、OCRで文字を読み取れば、データとして保存・編集ができます。画像データとして読み込まれるスキャナーとは違い、文字データ(テキストデータ)を読み取れるのが最大の特徴です。
先ほどの例で考えると、OCRを使えば、請求書の「日付・金額・会社名」などがデータとして抽出できます。スキャン済みの請求書は見られるものの、内容を打ち直す必要があるスキャナーとは大きな違いです。
しかしOCRにも明確な弱点があり、「手書き文字の認識」が苦手でした。印刷文字はフォント(書体)が決まっていて、形が規則的です。実際にOCRは、活字を読み込む際は高い精度を維持できます。
一方、手書き文字は人によって書き方が異なるため、同じ文字でも形がバラバラです。「潰れている」「斜めになっている」「つながっている」など、正確に認識しにくいケースも多々あります。また、「どの文脈で使われているか」まで考えないので、似た形の文字を間違えることもよくありました。
こうした状況を変えたのが、本記事で紹介する「AI-OCR」です。
AI-OCRとは、人工知能(AI)を活用したOCR(光学文字認識)技術です。従来のOCRの弱点を克服しており、さまざまな用途で用いられています。
ここでは、手書き伝票の読み取りを例にとって紹介します。従来のOCRでは、手書き帳票の読み取りは難しいとされていました。しかしAI-OCRは、膨大なデータを学習しているため、さまざまな手書き文字を高い精度で読み取れます。読み取ったデータを、そのまま会計システムへ自動入力できるため、業務効率化にも役立ちます。
経理・財務の現場でAI-OCRが注目されている理由は、手書き書類の入力ミス・工数を大幅に削減できるからです。経理業務では、伝票や領収書などまだまだ紙の手書き書類が多くあります。
それを人が手で入力すると、当然ながらミスや見落としのリスクが高くなります。しかしAI-OCRを導入すれば、手書き文字も高精度で自動読み取り可能です。手作業の負担軽減と、入力精度の向上を両立できます。
データ化が早く、検索・管理がしやすいのも、AI-OCRが注目されている理由です。スキャナーで読み取る場合、画像として保管されるため、後で必要になった際に探すのが大変になります。
しかしAI-OCRで読み取ってテキストデータ化すれば、「金額が◯◯円の請求書を検索」など、簡単に参照ができます。書類管理の効率が上がり、ペーパーレス化・DX推進につながるのも大きなメリットです。
AI-OCRが注目されているのは、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)など他の自動化ツールとの連携でさらなる効率化ができる点にもあります。前述のような「会計システムへの自動入力」は、まさにRPAが大きな役割を果たしているのです。
たとえば「AI-OCRが請求書の金額を読み取る」「RPAがそれを会計ソフトに自動入力」といった処理フローが実現すれば、担当者は最後にチェックするだけで業務が終わります。こうした拡張性の高さも、AI-OCRの強みです。
AI-OCRの今後の展望としては、まず「認識精度のさらなる向上」が期待できます。現在でも手書き文字の認識率は高まっていますが、今後はより複雑な筆跡や崩し文字、さらには多言語や業界特有の表記にも対応できるようになると予想されています。
また、非定型の帳票やフリーフォーマットへの対応も注目です。現在もかなり対応範囲は広がっていますが、将来的にはどのようなレイアウトの書類でも即対応できるようになるかもしれません。
技術が進歩し、普及することで、中小企業への導入ハードルの低下も期待できるでしょう。初期費用や月額費用など、安価で使えるサービスがさらに充実すれば、中小企業や個人事業主でも気軽に導入できるようになります。
AI-OCRは、従来のOCRの弱点を克服し、経理・財務の現場でも大きな注目を浴びています。今後もAIの発展が予想されており、データの活用の可能性が広がれば、さらに使いやすいものになるでしょう。業務効率化やヒューマンエラーなど、さまざまな課題を抱えているのであれば、一度導入を検討してはいかがでしょうか。
文書電子化・OCRのサービスをお探しの方は下記を参考にしてください。
https://www.manegy.com/service/ocr/
参考サイト)
RICOH|業務効率ツールとして注目!「OCR」とは
メディアドライブ|OCRとは
RICOH|「AI OCR」とは~OCRとの違いと3つのメリット
NTT東日本|【事例5選】AI-OCRとは? 基本から導入メリット、成功事例まで徹底解説!
株式譲渡契約書とは?記載事項や作成時の注意点について解説!
フランチャイズ契約を締結する前にチェックすべきポイントとは(加盟店の立場から)
【新卒エンジニア育成】入社1年で8割が一人前!サイバーエージェントの新入社員育成
新卒エンジニア採用施策アイデア大全
【内定者フォロー施策】内定承諾後辞退を防ぐ 内定者フォロー施策アイデア43選
2025年「6月の振り返りと7月の準備」
新経済連盟が「働きがい改革」のための提言を公表 カギとなる「成長支援型労働制度」とは?
税理士科目合格者は一般企業へ就職・転職することができるのか?またどれくらい役に立つのか?
司法書士試験の難易度は?合格率・年収・勉強法まで徹底解説!
IFRSとは?日本基準との違いや導入後に期待できる効果を解説
-ホンネを引き出し離職要因を解明- 退職者インタビューサービス資料
BillOneの導入で請求書業務はこう変わる
中堅大企業のための人事給与アウトソーシング導入チェックポイント
これなら先方も納得!取引先と請求書電子化をスムーズに進める3つのコツとは?
債権管理・入金消込効率化『V-ONEクラウド』導入事例 ~午前中いっぱい掛かっていた消込作業がわずか数分で完了! アデコ株式会社~
【対談インタビュー】社員エンゲージメント向上はヒットを生み出すための事業戦略。株式会社ポニーキャニオンが取り組むデータドリブンな人事・組織改革とは
【初心者でもわかる】法人税の基礎知識について。計算方法や節税について解説
【法人向け】本当に安全なファイル共有ツールの選び方|セキュリティリスクと対策
2025年上半期の「負債1,000万円未満」倒産 250件 前年同期を下回るも高止まりが続く
領収書とは 領収書の正しい書き方・レシートとの違い
公開日 /-create_datetime-/