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【税理士執筆】BPRとは?業務改革の進め方と成功のポイント

公開日2025/05/10 更新日2025/05/09 ブックマーク数
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【税理士執筆】BPRとは?業務改革の進め方と成功のポイント

業務の効率化やコスト削減が求められる中、今注目されているのが「BPR(ビジネス・プロセス・リエンジニアリング)」です。
BPRは単なるツール導入や部分的な改善ではなく、業務そのものの在り方を根本から見直す手法であり、多くの企業において、成果をあげています。
とはいえ、やみくもに改革を進めればよいわけではありません。

現場の理解や巻き込み、目的の明確化がなければ、逆に混乱を招くこともあります。

本記事では、税理士の視点から、BPRの基本的な考え方と、バックオフィス業務において実際に業務改革を進めるためのステップ、成功のポイントをわかりやすく解説します。

宮川大介様

▼この記事を書いた人

宮川 大介

sankyodo税理士法人
CTO 税理士

2009年より都内税理士法人にて中小零細企業から上場会社の税務を担当。
連結納税システム導入コンサルティングでは述べ100社以上の導入に関わり、講師等を担当。
システムエンジニアの経験から、生産性向上を目的とした会計・税務システムの導入・業務改善コンサルティングを行う。

2019年sankyodo税理士法人にマネージャーとして入社
2021年sankyodo税理士法人のパートナーに就任

BPRとは?DXとの違い

BPRとは、企業や組織の業務プロセスを根本的に見直し、抜本的な改革を行うことを指します。
単なる業務の効率化やツール導入とは異なり、「そもそもこの業務は必要か?」「もっと本質的なやり方はないか?」というゼロベースの視点で、業務の流れ・役割分担・情報の扱い方などを再設計していく手法です。

業務改善が現状からの積み上げでゴールを描くのに対して、BPRは理想とするゴールから逆算で現状の業務を見直すというアプローチの違いがあります。

たとえば、紙で決済の承認を取る稟議書の運用がある場合、承認を「電子化」するだけではBPRとは言えません。
BPRの考え方では「そもそも承認は誰が、どこまで必要か」「承認の目的は何か」といった本質的な問いを立て、業務そのものを再構築します。

BPRの目的は、コスト削減やスピード向上だけでなく、品質の改善や顧客満足度の向上など、多面的な価値創出です。
特に、環境の変化が激しいVUCAの現代において、従来のやり方を前提とせず、柔軟に業務を進化させていく姿勢が求められています。

また、BPRを理解する際に必要なのは、DX(デジタル・トランスフォーメーション)、BPO(ビジネス・プロセス・アウトソーシング)との定義の違いを明確にすることです。

観点 DX BPR BPO
対象範囲 ビジネス全体・価値提供の変革 業務プロセスの根本改革 業務の外部委託
主体 自社主導 自社主導 外部委託先
技術の活用 中心的 あくまで手段 活用されることもある
ゴール 競争力強化・ビジネスモデル刷新 効率化・品質改善 コスト削減・業務集中
スコープ 戦略・組織・文化を含む広範囲 業務プロセス中心 業務単位での外注

DXは「企業の未来を変える」、BPRは「業務を根本から見直す」、BPOは「業務を外に任せる」ことにつながる取り組みです。
これらをそれぞれを単体で考えるのではなく、BPRで業務を再構築し、BPOで非効率を手放し、DXで新たな価値を創出するという流れを理解することが大切です。

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