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【事例紹介付き】 業績マネジメントの具体的な進め方

公開日2025/06/30 更新日2025/06/27 ブックマーク数
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【事例紹介付き】
業績マネジメントの具体的な進め方

業績マネジメントとは、企業やBU(ビジネスユニット)の目標達成に向けて、計画・実行・評価を行いながら業績を向上させる仕組みです。これには、KPI(重要業績管理指標)の設定、進捗管理、フィードバック、改善策の実行といった要素が含まれます。

近年では、売上高や利益の追求だけではなく、社員のエンゲージメント向上、業務プロセスの効率化、顧客満足度の向上なども業績マネジメントの重要な要素となっており、これらが有機的に結びつくことが目標達成に向かう推進力となります。

そのため、業績マネジメントといってもその範囲は限りなく膨大であり、本コラムでは「KPIの設定」「進捗管理の仕方」「フィードバックと改善策の実行」について事例を交えて紹介いたします。

目次本記事の内容

  1. 1.KPI(重要業績管理指標)の設定
  2. 2.進捗管理の仕方
  3. 3.フィードバックと改善策の実行
  4. 4.成功する業績マネジメントのポイント

1.KPI(重要業績管理指標)の設定

業績マネジメントにおける1stステップはKPIの設定です。
KPIについての詳細な説明は割愛をいたしますが、策定においては「SMARTの原則」を用いることを推奨します。

(1)S(Specific):具体的であること
あいまいな例:売上高を増やす
正しい例:特定の製品Aの販売数を増やす(販売単価を上げる)

(2)M(Measurable):測定可能であること
あいまいな例:顧客満足度を向上させる
正しい例:NPSを5ポイント改善する

(3)A(Achievable):達成可能であること
例:売上高を昨年度対比50%増加は非現実的であるが、10%であれば可能

(4)R(Relevant):事業戦略と関連性があること
例:創業間もなくシード期にある企業・BUであれば、大幅なコスト削減ではなく売上高増加に関すること

(5)T(Time-bound):期限があること
あいまいな例:新製品を4製品デリバリーすること
正しい例:四半期ごと1製品のデリバリーをすること

以上の「SMARTの原則」を用いたKPIの設定が具体的な行動、そして成果に繋がります。

事例:製造業A社のKPI
A社は受注後の納期遅延が慢性的な課題となっており、リピート受注の獲得を阻害する要因になっていました。その要因に対して以下のKPIの設定と施策を実行しました。

1.KPI:製造リードタイムを30%短縮(平均7日→5日)
施策:
(1)受注データを基に、生産スケジュールを最適化するAIシステムを導入
(2)作業員の配置を見直し、特定の工程で発生していた停滞時間を削減

2.KPI:不良品率を0.5%以下に抑える
施策:
主要サプライヤーに対して品質・納期を基軸に評価、仕入・外注先の見直し

以上、A社の原因→KPI→施策まで一連の活動により、A社の納期遵守率は83%→96%に改善し、クレーム件数の削減、リピート受注高の増加が図れました。

2.進捗管理の仕方


記事提供元



タナベコンサルティンググループは「日本には企業を救う仕事が必要だ」という志を掲げた1957年の創業以来67年間で大企業から中堅企業まで約200業種、17,000社以上に経営コンサルティングを実施してまいりました。
企業を救い、元気にする。私たちが皆さまに提供する価値と貫き通す流儀をお伝えします。


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