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中年の壁、アイデンティティクライシスに陥る管理職への処方箋

公開日2025/06/16 更新日2025/06/13 ブックマーク数
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中年の壁、アイデンティティクライシスに陥る管理職への処方箋

次世代リーダー育成をコーチングで支援する、Coaching Leaders Japan(コーチング・リーダーズ・ジャパン)CEOの桜庭です。

テクノロジーの進化、社会情勢の変動、働き方の多様化。
現代のビジネスシーンにおいて、私たちは常に変化への適応を求められています。
そんな目まぐるしい変化の中で深刻化している問題があります。
それは、私たちの根幹を揺るがす「アイデンティティクライシス」です。

桜庭 理奈様

▼この記事を書いた人

桜庭 理奈

Coaching Leaders Japan合同会社 CEO
一般社団法人日本オントロジカル・コーチング協会 代表理事
株式会社メドレー 社外取締役

外資系金融企業での営業・企画推進を経て、人事へキャリアチェンジ。複数の外資系企業において、多国籍な職場環境で戦略的な人事を担当。2017年より外資系医療機器メーカーであるGEヘルスケア・ジャパン株式会社の人事本部長、2019年から同社執行役員を務め、JALをはじめ、さまざまな企業と合同で人材フレームワーク創出のパイオニアとして活躍。
2020年に35CoCreation合同会社を創業し、オランダやフランスなどの国際色なコーチ陣と共に、10名規模〜数万人規模の企業まで、経営・組織・リーダーシップ開発コーチング、講演活動を通して、多様なステージにある企業や経営者を支援。2023年、米国の人気書籍「あなたが知らない言葉のチカラ望む人生の手に入れ方」の日本語訳・監修を勤める。コーチング連盟認定PCC認定コーチなど複数資格を所持。
2025年には35 CoCreation合同会社をリブランディングし、Coaching Leaders Japanとして新たなスタートを切り、CEOに就任。また同年オランダに子会社を設立し、現在日本とオランダを拠点にコーチング事業を展開。

「私=会社」という方程式の崩壊

「アイデンティティ」という言葉を紐解くと、そのルーツはラテン語の「identitas(同一性)」に辿り着きます。
「A=A」すなわち「私=何」という根源的な問いが、アイデンティティの本質です。

かつての日本社会において、「私」という自己認識は、多くの場合、所属する会社における役割と強く結びついていました。
会社での肩書が、そのまま自分自身を定義づけ、その同一性によって、組織の一員としての確固たる居場所を見出していたのです。

しかし社会の価値観が多様化し、個人の生き方が尊重されるようになった現代。
個人のアイデンティティはもはや仕事という単一の定義に収まりきらなくなりました。
「私=ビジネスパーソン」であると同時に、「私=週末はミュージシャン」「私=アマチュア写真家」「私=家族を大切にする夫であり、親」といった多様な側面を、誰もが持つようになったのです。

すると当然、これまでのように「私」と会社での役割を単純にイコールで結びつけることは難しくなります。
「本当の私は何者なのか?」そんな根源的な問いに直面し、アイデンティティが揺らいでしまう人々が、今、ビジネスの現場で顕在化しています。

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