詳細はこちら
サービスロゴ

もらえる!

Present!

「感情的知性」で社内コミュニケーションを変える!管理部門から始める人間関係のアップデート

公開日2025/07/26 更新日2025/07/25 ブックマーク数
0
「感情的知性」で社内コミュニケーションを変える!管理部門から始める人間関係のアップデート

次世代リーダー育成をコーチングで支援する、Coaching Leaders Japan(コーチング・リーダーズ・ジャパン)CEOの桜庭です。

働き方が多様化するなかで、「社内コミュニケーションのすれ違い」や「関係構築の難しさ」に悩む管理職の方が増えています。
特に「人に興味が持てない」「感情のやりとりが面倒」といった声は少なくありません。

しかし、マネージャーにとって必要なのは、必ずしも“人が好き”であることではありません。
大切なのは、感情を理解し、適切に扱う力──「感情的知性(EI:Emotional Intelligence)」を高めることです。

本記事では、管理部門が中心となって“社内コミュニケーション”を円滑にするための「感情的知性」の鍛え方について、具体的なヒントをお届けします。

>>前編はこちら

桜庭 理奈様
執筆者

Coaching Leaders Japan合同会社 CEO
一般社団法人日本オントロジカル・コーチング協会 代表理事
株式会社メドレー 社外取締役

桜庭 理奈

外資系金融企業での営業・企画推進を経て、人事へキャリアチェンジ。複数の外資系企業において、多国籍な職場環境で戦略的な人事を担当。
2017年より外資系医療機器メーカーであるGEヘルスケア・ジャパン株式会社の人事本部長、2019年から同社執行役員を務め、JALをはじめ、さまざまな企業と合同で人材フレームワーク創出のパイオニアとして活躍。
2020年に35CoCreation合同会社を創業し、オランダやフランスなどの国際色なコーチ陣と共に、10名規模〜数万人規模の企業まで、経営・組織・リーダーシップ開発コーチング、講演活動を通して、多様なステージにある企業や経営者を支援。2023年、米国の人気書籍「あなたが知らない言葉のチカラ望む人生の手に入れ方」の日本語訳・監修を勤める。コーチング連盟認定PCC認定コーチなど複数資格を所持。
2025年には35 CoCreation合同会社をリブランディングし、Coaching Leaders Japanとして新たなスタートを切り、CEOに就任。また同年オランダに子会社を設立し、現在日本とオランダを拠点にコーチング事業を展開。

社内コミュニケーションの質は、感情の“語彙力”から始まる

社内コミュニケーションを円滑にする鍵は、感情を的確に読み取り、伝える力にあります。
その第一歩として重要なのが、感情に関する“語彙力”を増やすことです。

私がいつも提唱しているのは、「見てます・聴いてます・ここにいます」の3つを意識すること。
この“コミュニケーション三拍子”が習慣化されることで、感情的知性(EI)は着実に育まれます。

  • 見てます
    相手の表情や声のトーン、態度など、言葉にならない情報にも注意を向け、「あなたのことを見ていますよ」というサインを送ります。
    これは、表面的な会話だけに頼らない社内コミュニケーションを実現する基盤です。
  • 聴いてます
    最後まで遮らずに話を聴くことで、相手は「きちんと受け止めてもらえた」と感じます。
    全身全霊で聴く姿勢は、職場における信頼形成の第一歩でもあります。
  • ここにいます
    問題が起こったときに、逃げずに関わることで「困ったときは頼っていいんだ」と相手に安心感を与えます。
    管理部門が社内の心理的安全性を支える存在として信頼を得るためにも欠かせない姿勢です。

社内コミュニケーションの質を高めるには、感情の語彙力がカギとなります。
日々のやり取りにおいて、感情を正確に言語化できる人ほど、相手の気持ちを理解しやすく、適切にフィードバックすることができます。
これは、管理職に限らず、あらゆる部門のコミュニケーションで求められる力です。

一方で、感情的知性(EI)が低い人の特徴としてよく見られるのが、感情に関する語彙の少なさです。
たとえば「感情といえば何がありますか?」という問いに、「喜怒哀楽」しか出てこない人は少なくありません。

「嬉しい」と「喜び」はどう違うのか?「感動する」と「嬉しい」は同じか?「驚愕」はどんな感情か?──こうした問いに答えられないままでは、相手の感情を汲み取ったり、自分の気持ちを正しく伝えたりすることが難しくなります。

このように語彙が乏しい背景には、感情を多様に経験する機会の不足があります。
特に、育った環境や企業文化、世代の価値観によっては、感情表現が抑制されていたケースもあるでしょう。

感情の「振れ幅」が小さい状態には、主に2つのパターンがあります。

1つは、感情の種類(横方向の振れ幅)が少ないケース。
もう1つは、感情の強弱(縦方向の振れ幅)が小さいケースです。

たとえば、「人前で泣くな」「怒りを見せるのはプロらしくない」といった教えを受けてきた人は、感情を抑圧する傾向があります。
すると、本来であれば小出しにできる怒りを溜め込み、限界を超えたときに一気に爆発させてしまう、といったアンバランスなコミュニケーションが生まれてしまいます。

また、「会社で喜びを見せるのは軽率」「はしゃぐのは大人げない」という思い込みがあると、自分の喜びを自然に表現することができず、他人の成功にも心から共感できなくなってしまいます。

このように、自分の感情を理解・調整できなければ、社内コミュニケーションでも他者の感情に適切に対応することはできません。

だからこそ、感情のバリエーションを増やし、感情の強さを調整できる力を養うことが、信頼関係の構築にも、健康的なマネジメントにも欠かせないのです。

lockこの記事は会員限定記事です(残り1592文字)

会員の方はログインして続きをお読みいただけます。新規登録するとManegy内で使える1,600ポイントをプレゼント!またログインして記事を読んだり、アンケートに応えたりするとポイントが貯まって、豪華景品と交換できます!

ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

MS Agentに掲載中の求人

おすすめコンテンツ

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報

マネジーポイントを貯めると各種ポイントと交換できたりカタログギフトとも交換可能です。また今なら初回特典として1,600ポイントをプレゼント!

マネジーの会員登録はこちら