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夏に起こりがちな“情報漏えい”リスクと管理部門ができる防止策とは?

公開日2025/08/09 更新日2025/08/08 ブックマーク数
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夏に起こりがちな“情報漏えい”リスクと管理部門ができる防止策とは?

夏は気温の上昇とともに、働き方にも変化が生まれる季節です。
たとえばテレワークや外出先での業務、長期休暇にともなう引き継ぎなど、いつもと違う働き方が増えることで、情報漏えいのリスクが高まりやすくなります。
こうした状況では、セキュリティ対策が抜けやすくなるため、注意が必要です。

[ 目次 ]

1. なぜ「夏」は情報漏えいが増えるのか?管理部門が備えるべき3つの理由

特に、管理部門が警戒すべきポイントは以下の3つです。

① 社外での業務が増えることでセキュリティリスクが高まる
カフェや新幹線、帰省先など、社外でのテレワーク中にPCを紛失したり、公共Wi-Fi経由で通信内容が盗み見られたりするリスクが高まります。
また、周囲の目を気にせず資料を開くことで、画面のぞき見(ショルダーハッキング)などの被害にもつながりかねません。

② 長期休暇・人事異動による「引き継ぎ漏れ・属人化」が発生することも
7月〜9月は、夏季休暇や人事異動が重なる時期です。
十分な情報共有や引き継ぎが行われないと、ファイルの保存場所や処理フローが曖昧になり、誤送信やデータ削除などのヒューマンエラーが起きやすくなります。
また、退職者による情報持ち出しの監視も緩みがちになります。

③ 夏特有の“気のゆるみ”で「確認不足・ルール逸脱」が起こりやすい
気温の高さや長期連休前後の慌ただしさから、社員の集中力や危機意識が下がりがちになるのも夏の特徴です。
パスワードの管理が甘くなったり、送信先の確認を怠ったりといった「うっかりミス」が、情報漏えい事故の引き金になります。

このように、夏は働く環境・心理の両面から、情報管理にスキが生まれやすい季節です。
そのため、管理部門が主導して、事前の対策・仕組みの見直しを行うことが重要となります。
次章では、実際に夏に起こりがちな情報漏えいの具体的なケースをご紹介します。

2. 【対策】管理部門が実践すべき「夏の情報漏えい防止策」5選

夏の情報漏えいリスクを最小限に抑えるには、管理部門による事前の対策と仕組みづくりが欠かせません。
ここでは、夏季に特に有効な情報漏えい対策を5つご紹介します。

① セキュリティ教育の再実施し、社内周知を徹底する

長期休暇前や人事異動のタイミングは、全社員に対するセキュリティ意識のリマインドに最適です。
eラーニングや動画配信を活用し、「夏の働き方における注意点」に特化した研修を実施しましょう。

② テレワーク・外出業務ルールを再確認する

公共Wi-Fiの使用禁止、画面のぞき見防止、VPN接続の徹底など、テレワークやモバイルワークのルールを改めて通知・周知しましょう。
同意書の再取得や定期的なチェックリスト運用も有効です。

③ PC・USBメモリなど端末の持ち出し管理を強化する

夏は出張や帰省が増えるため、情報端末の持ち出しが集中します。
端末の貸出・返却履歴の記録、持ち出し申請のフロー整備、デバイスの暗号化やリモートワイプ設定の確認を行いましょう。

④ ファイル送信・共有ルールの見直し、誤送信防止ツールを活用する

誤送信や誤公開による情報漏えいを防ぐため、ファイルの送信・共有ルールを見直すとともに、確認画面付きメール送信ツールやファイルの自動削除設定なども導入検討しましょう。

⑤ 長期休暇・異動時の「情報引き継ぎマニュアル」を整備する

特に管理職・システム管理者などの重要ポジションでは、データの所在・管理者・アクセス権限の明確化が必要です。
引き継ぎミスを防ぐために、チェックリストやマニュアルを整備しておくと安心です。

3. 【管理部門向け】情報セキュリティチェックリスト

■ 1. 社員教育・意識づけ

チェック内容 実施状況 備考・対応予定
☐ 夏季の働き方(テレワーク・外出勤務)に応じたセキュリティ研修を実施したか ☐済 / ☐未 例:eラーニング、動画配信など
☐ 情報漏えいリスク事例を社員向けに周知したか ☐済 / ☐未 社内ポータルやメールなどで配信
☐ 社内ルールやガイドラインの再通知を行ったか ☐済 / ☐未 特にテレワーク・USB運用時の注意点

■ 2. 業務ルール・フロー整備

チェック内容 実施状況 テキスト
☐ テレワーク・外出業務のセキュリティルールを明文化しているか ☐済 / ☐未 VPN接続やWi-Fi制限などを含む
☐ 情報端末の持ち出しルールと申請手続きを整備しているか ☐済 / ☐未 帳票・台帳管理の運用が含まれているか確認
☐ 長期休暇・異動・退職時の引き継ぎチェックリストを用意しているか ☐済 / ☐未 チェックリストのひな形を配布・共有しているか

■ 3. ツール・技術的対策

チェック内容 実施状況 備考・対応予定
☐ メールの誤送信防止ツールや確認機能を導入しているか ☐済 / ☐未 送信前確認、添付ファイル警告など
☐ 端末の暗号化やリモートロック設定を実施しているか ☐済 / ☐未 紛失・盗難時の初動対応策として
☐ アクセスログや操作履歴の確認体制を整備しているか ☐済 / ☐未 IT部門・情シスとの連携を含めて設計

■ 4. 組織としての仕組み化

チェック内容 実施状況 備考・対応予定
☐ 情報管理の担当者・緊急時の連絡体制を明示しているか ☐済 / ☐未 緊急連絡先・責任者を社内に共有済みか
☐ データの保管場所とアクセス権限を棚卸しているか ☐済 / ☐未 属人管理を防ぐルール整備がされているか
☐ ヒヤリ・ハット事例を共有し、再発防止に活用しているか ☐済 / ☐未 月次や半期で振り返り・記録の場を設けているか

4. 【まとめ】夏は情報漏えい対策の見直しどき!管理部門から始めるリスク対策

テレワークや外出先での業務、長期休暇による引き継ぎなど──。
働き方が変わる夏は、情報漏えいリスクが思わぬところに潜んでいます。

こうした“季節特有のリスク”を放置すれば、たった一つのミスが大きな信頼損失や法的リスクにつながる可能性も。
だからこそ、情報漏えい対策の見直しは夏の今が実行するチャンスです。

特に管理部門は、全社のルール設計や教育、仕組みづくりをリードできる立場にあります。
属人的な対応ではなく、組織として情報を守る「仕組み」を整えることが、今後ますます重要になるでしょう。

社員の意識を高める一斉教育の実施、セキュリティルールの再周知、チェックリストによる点検など、できることから一歩ずつ。
この夏を、情報管理体制を強化する好機と捉え、リスクに強い組織づくりを始めてみてはいかがでしょうか。


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