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企業から就活生への連絡手段は、これまでは電話やメールが主流だったが、ここ数年で、無料通信アプリのLINEを活用する企業が増加している。
採用コンサルタント会社のアローリンク(神戸市)が、LINEのシステムを利用した「採用管理ツール」を発売したのは2017年だが、ニトリホールディングスなどの大手をはじめ、全国で約250社が利用するまでに拡大している。
「採用管理ツール」を利用する企業側のメリットは、選考の進み具合に応じて就活生を分類し、選考日程の通知などを一斉配信できるほか、相手が「既読」なのかも確認することが可能なことだ。
また、企業情報を提供するメニュー画面も、対象者ごとに変えられるほか、説明会や面接を予約した学生への返信、直前の日程確認の連絡、就活のお役立ち情報なども自動で送ることができるなどである。
学生側にとっても、使い慣れていることから「企業との距離を近く感じる」と、歓迎する声も多いようだ。さらに、知らない番号から電話がかかってくると、いくら就活中とはいえ、詐欺電話が横行している時代だけに、電話に出ることをためらうこともあるという。
企業にとっても、就活生にとっても、「スムーズに連絡がとれる」というのが、LINE活用の最大のメリットだ。たとえば、「1次面接の〇日、来られますか」「大丈夫です」といったように、かしこまった言葉遣いではなく、日常会話に近いやりとりができることも、就活生が歓迎している要因のようである。
学生との連絡を完全にLINEに切り替えたのは、不動産業のエストコーポレーション(西宮市)で、その結果、説明会・選考の参加者が2倍近くに増えたという。「学生からの返信が早く、次の一手が打ちやすくなった。内定後の日程調整もしやすい」と歓迎している。
人材サービス会社のネオキャリア(東京)が2018年に実施した調査では、企業の採用担当者の52%が「今後、LINEの導入を検討」と回答しているなど、採用活動でのLINE活用は、今後ますます拡大していくことになりそうだ。採用担当者は、活用状況や、活用した場合のメリット、デメリットなどを確認しておく必要がありそうだ。
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