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近時、カスタマーハラスメント(以下、「カスハラ」といいます。)が深刻な社会問題となっており、数多くの事案が連日メディアで取り上げられています。
カスハラ増加の社会的な背景を受け、政府は、厚生労働省「カスタマーハラスメント対策企業マニュアル」(2022年2月25日)(以下、「厚生労働省マニュアル」といいます。)を策定・公表するなどしてカスハラ対策の呼びかけ等の取り組みを行ってきました。
さらに、2024年6月に発表された「経済財政運営と改革の基本方針」では「カスタマーハラスメントを含む職場におけるハラスメントについて、法的措置も視野に入れ対策を強化する」と示され、その方針を受けて2025年6月4日、カスハラ防止策を企業に義務づけることなどを盛り込んだ労働施策の総合的推進並びに労働者の雇用の安定及び職業生活の充実等に関する法律(以下、「労働施策総合推進法」といいます。)の改正法が可決・成立しました(以下、「本改正法」といいます。)。
本稿では、この本改正法の概要をはじめ、企業が直面する実務上の課題や法的リスクについて解説します。
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