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法務としてのキャリアを重ねる中で、会社法の実務経験は自身の市場価値を測る重要な指標です。
特に30代で10年ほどの経験を積まれた方から、「日々の業務は契約法務が中心で、会社法関連の強みをどう示せばいいか」「株主総会は担当したが、M&AやIPO準備は未経験。市場価値は十分だろうか」といった、ご自身の“経験の偏り”に対する不安を頻繁に伺います。
会社法と一言で言っても、その業務は多岐にわたり、企業の成長フェーズによって求められるスキルは全く異なります。
本記事では、管理部門・士業の転職に精通したMS-Japanのキャリアアドバイザーが、採用担当者の視点や最新の市場トレンドを踏まえ、本当に評価される会社法経験とその効果的なアピール方法を徹底解説します。
採用担当者は、単なる知識ではなく、事業に貢献した具体的な実務経験を重視します。
特に、「株主総会・取締役会運営」「M&A・組織再編」「コンプライアンス・内部統制」といった経験は、企業経営の根幹に関わるため、依然として高く評価されます。
しかし近年、この評価軸に変化が生じています。
例えば、ESG/サステナビリティへの関心の高まりから、株主総会で関連質問への的確な対応経験が求められたり、DXの流れを汲んだバーチャル株主総会の運営や商業登記の電子申請といった、新しい制度や運用へのキャッチアップ力が求められたりします。
中でも、転職市場で特に「キラー経験」と呼べるのが、IPO準備フェーズにおける株主総会運営です。
法定書類の作成から想定問答集の準備、証券会社や監査法人との折衝までをリードした経験は、ガバナンス意識の高さとプロジェクト推進能力の証明となり、年収交渉でも確実に有利に働きます。
自身の経験をアピールする際は、志望企業のフェーズと自身のスキルを合致させることが不可欠です。
各フェーズで企業が直面する課題は全く異なり、それを解決できる人材こそが求められています。
このフェーズで求められるのは、法的基盤をゼロから構築するスキルです。
資金調達に伴う種類株式の発行や登記、ストックオプションの設計などが主業務となります。
ここで注意すべきは、大企業出身者が陥りがちな「リソース依存」の罠です。
取締役会の資料作成一つとっても、あらゆる業務を自ら手を動かして進める必要があります。
「完璧さよりもスピード」が重視されるため、失敗を恐れず、事業を前に進める推進力が評価されます。
上場審査というゴールに向け、管理体制を高いレベルで整備する経験が必須です。
しかし、単に「規程を作成した」という経験だけでは評価されません。
採用担当者が本当に知りたいのは、「作成した規程を現場にどう浸透させたか」「想定外のトラブル発生時に、運用をどう修正・改善したか」といった、生きたガバナンス構築の経験です。
机上の空論ではなく、現場を巻き込みながら体制を作り上げたエピソードが、他の候補者との大きな差別化要因となります。
上場企業では、より高度で専門的なスキルが求められます。
特に取締役会運営においては、単なる日程調整や議事録作成といった「事務局」レベルの業務経験ではアピールになりません。
評価が飛躍的に高まるのは、経営陣に対し「この案件は取締役会決議が必要/不要です」と法的根拠をもって判断した経験や、「そのスキームには〇〇という法的リスクがあるため、こちらの代替案はいかがでしょうか」と提言した経験です。
事業部門や経営層に寄り添い、法的なリスクとビジネス上のリターンを両立させる選択肢を提示できる「ビジネスパートナー/参謀」として、いかに意思決定に寄与したかが問われます。
後編では、会社法スキルを効果的に伝える職務経歴書の書き方や面接でのアピール方法、未経験分野を補う応用力の見せ方、そして実際に会社法経験を武器にキャリアを広げた事例を紹介します。
後編は、管理部門・士業特化型転職エージェント「MS-Japan」のサイトにて公開中です。
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記事提供元
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