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AI時代に求められる「言語化力」──コーチングが支える“自分の言葉”を取り戻すプロセス

公開日2025/12/23 更新日2025/12/22 ブックマーク数
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AI時代に求められる「言語化力」──コーチングが支える“自分の言葉”を取り戻すプロセス

「部長、この件AIに聞いたらこういう答えが出ました」
そう言って資料を差し出す若手社員に、「それに対して、君自身はどう思うの?」と尋ねると、言葉に詰まる。生成AIが職場に浸透し始めた今、こうした光景に心当たりがある管理職も多いのではないでしょうか。

AIは確かに優秀です。数秒で企画案を作り、データを分析し、文章を整えてくれます。しかし、そこには決定的に欠けているものがあります。それが 「自分の言葉で考え、語る力」=言語化力 です。

AI時代だからこそ、人間に求められるのは“自分の考えを言葉にできる力です。そして、その力を育てる方法として、いま改めて「コーチング」が注目されています。

袖川 航平 様
執筆者

執筆者

Smart相談室 カウンセラー/国際コーチング連盟認定 PCC
袖川 航平

Smart相談室 カウンセラー/国際コーチング連盟認定 PCC
袖川 航平

新卒でアクセンチュアに入社し、金融機関向けのコンサルティングに従事。 その後、人材紹介会社にてキャリア支援や組織立ち上げを経験。 独立後は専業コーチとして、大手日本企業や外資系企業、スタートアップの マネジメント層を中心にコーチングを提供。法人向け研修や組織開発にも携わり、 人と組織の成長を支援。ICFジャパン理事として、倫理に根ざしたコーチングの 普及と発展を推進しています。

AI活用が進む今、なぜ「コーチング」が注目されているのか

生成AIの登場により、答えを出すスピードは飛躍的に向上しました。例えばChatGPTに質問すれば、瞬時に複数の選択肢が提示され、企画書のたたき台もプレゼン資料の構成も、AIが数分で作ってくれる時代です。

しかし、こうした環境で育った若手社員の中には、「自分の考えを言語化できない」という課題を持つ方が増えています。
上司からの「なぜそう思ったの?」と問われても答えられない。会議で意見を求められても、「AIにはこう書いてありました」と他人事のように説明してしまう。つまり、AIが出した答えを"自分の言葉"に変換する力が育っていないのです。

この背景には、AIが得意な領域と人間にしか担えない領域の違いがあります。AIは膨大な情報を整理し、パターンを見出し、論理的な提案をすることに長けています。
一方で、その判断の背後にある「感情」や「意図」、そして「なぜそれを選ぶのか」という価値判断には介入できません。

だからこそ、いま改めて注目されているのがコーチングです。コーチングは「傾聴・承認・質問」を通じて、相手の内側にある考えや感情を引き出し、言語化を支援する対話の技法です。
AIが扱えない「人間の内面」にアプローチできるからこそ、AI時代の人材育成において重要な役割を担うのです。

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