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「法定調書」の提出ミスはなぜ起こる? 繁忙期を乗り切る「提出漏れ」防止策と実務チェックリスト

公開日2026/01/09 更新日2026/01/08 ブックマーク数
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「法定調書」の提出ミスはなぜ起こる? 繁忙期を乗り切る「提出漏れ」防止策と実務チェックリスト

今回は、法定調書に関する知識の習得と実務で気をつける点を記事にします。

金森俊亮 様
執筆者

執筆者

金森俊亮公認会計士税理士事務所 代表
金森 俊亮

金森俊亮公認会計士税理士事務所 代表
金森 俊亮

大手監査法人で10年、会計監査および会計アドバイザリーを経験後、 東京都立川市で独立開業。
いぶき監査法人ではパートナーとして、農協や非営利法人を中心に 会計監査・会計アドバイザリーを実施。
研修講師や会計専門誌への寄稿なども行っている。

「法定調書」とは?提出が必要な理由

法定調書の定義と役割

法定調書とは、所得税法・相続税法・租税特別措置法、そして国外送金等に係る調書の提出等に関する法律に基づき、税務署への提出が義務づけられている資料のことを指します。
適正な課税を確保するために、企業が一定の支払内容などを報告する目的で提出するものです。

法定調書の役割としては、支払い側が誰にいくらを支払ったかを税務署に報告することです。
税務署側は、その情報を元に支払いを受けた側の税務申告が適正に行われているかを把握することができます。

法定調書の提出ミスはなぜ起こるのか

法定調書の提出ミスが起こる要因としては主に以下のような要因です。

・年に1度の業務であり担当者の交代等も行われていることが多い
・1年分の数値の合計値であり、適時に入力等をしておかないと漏れが生じる
・作成対象となる人数が多い
・退職等、連絡を取ることができなくなる人がいる

法定調書の作成は年に一度の業務であるため、前年の手順を忘れてしまうことも少なくありません。
さらに、提出枚数が多く期日に追われがちなため、作業負荷が大きくなる傾向にあります。

そのため、社内で手順メモやチェックリストを作成し、毎年参照できるようにしておくと、スムーズに進められるでしょう。

企業が提出する主な法定調書

法定調書は63種類あります。その中で、通常の事業活動をしている法人の多くが提出している法定調書を3つ紹介します。

・給与所得の源泉徴収票
自社の従業員の1年分の給与を個人別に作成します。

・報酬、料金、契約金及び賞金の支払調書
業務委託をし、源泉徴収をしている個人や法人別に作成します。

・不動産の使用料等の支払調書
不動産の使用料や購入をした際に、支払った先の個人や法人別に作成します。
(支払調書・源泉徴収票・報酬等の支払調書 ほか)

法定調書の提出期限・提出先とマイナンバーの扱い

法定調書は全部で63種類あり、それぞれ提出期限が異なります。今回の記事で扱う主要な法定調書は、いずれも提出期限が 1月31日 に設定されています。
一方、配当等に関する法定調書は、配当を支払ってから1か月以内 が提出期限となるため、特に注意が必要です。

また、提出先は税務署だけでなく、対象となる個人が居住する 都道府県や市区町村にも提出 する必要があります。

マイナンバーについては、税務署に提出する法定調書には記載が必要ですが、個人へ交付する控えにはマイナンバーを記載してはいけない点にも注意しましょう。

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