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角2封筒はA4書類を折らずに送れる一方で、定形外扱いの理由や郵便料金、レターパックとの違いが分かりにくく、利用時に迷いやすいでしょう。
特に2024年10月の料金改定以降は、重量区分の違いによる料金差や、切手不足による差し戻しリスクが高まりました。
本記事では、角2封筒が定形外扱いとなる理由から、2024年10月以降の郵便料金、レターパックとの比較、料金トラブルを防ぐポイント、郵送コストを抑える実務上の工夫までを整理して解説します。
角2封筒(かくにふうとう)は、A4書類を折らずに封入できる角形封筒です。
一般的なサイズは縦332mm×横240mmで、契約書や申請書類など体裁を保ちたい書類の送付に用いられます。
角2封筒の利用シーンとしては、主に以下のようなケースが挙げられます。
・履歴書・職務経歴書などの応募書類の送付
・契約書・覚書・請求書などの重要書類の郵送
・行政機関への申請書類や届出書類の提出
・社内外向けの資料や報告書の送付
体裁や正式さを重視したい場面で選ばれ、管理部門でも使用頻度の高い封筒です。
角2封筒はサイズが大きいため、原則として定形外郵便となり、厚さ・重量により「規格内」「規格外」に分かれます。
角2封筒(一般的に240mm×332mm)は、定形郵便で定められた寸法を超えるため、原則として定形外郵便物になります。
さらに定形外郵便物は「規格内/規格外」に分類されますが、角2封筒は通常、次の条件を満たす範囲であれば定形外郵便物(規格内)として差し出せます。
・縦:34cm以内
・横:25cm以内
・厚さ:3cm以内
・重量:1kg以内
書類の枚数が増えて厚さ3cmを超える、または重量が1kgを超える場合は、規格外として扱われるため、発送前に「厚さ・重さ」を確認しておくのが安全です。
定形内と定形外の違いは、サイズ・厚さ・重さが定形の条件に収まるかどうかです。
規定のサイズ(縦・横)、厚さ1cm以内、重量50g以内など、一定条件をすべて満たす郵便物。小さめの封筒で送る手紙類が中心です。
定形の条件から外れる郵便物。サイズに幅がある分、送る物に合わせやすい一方で、規格内/規格外の区分や重量による料金差を意識する必要があります。
角2封筒はA4を折らずに封入する用途上、定形郵便のサイズ条件を満たしにくく、実務では「角2=定形外郵便(多くは規格内)」と理解しておくと判断がスムーズです。
角2封筒の送料は、定形外(規格内)を前提に重量区分で決まります。2024年10月1日改定後は140円〜750円が目安です。
角2封筒の郵送料を判断するときは、まず「定形外(規格内)の重量区分」を押さえるのが近道です。規格内に収まる場合、料金は次のように段階的に上がります。
| 重量区分 | 郵便料金 |
|---|---|
| 50g以内 | 140円 |
| 100g以内 | 180円 |
| 150g以内 | 270円 |
| 250g以内 | 320円 |
| 500g以内 | 510円 |
| 1kg以内 | 750円 |
※厚さやサイズが規格内(長辺34cm以内・短辺25cm以内・厚さ3cm以内・重さ1kg以内)を超えると規格外扱いとなり、料金体系が変わるため注意が必要です。
角2封筒の料金は、封筒を含めた合計重量で決まります。
コピー用紙1枚の重さはおおよそ5g前後が目安です。
そのため、A4用紙を数枚程度封入するだけであれば、合計重量は50g以内に収まりやすく、郵便料金も140円帯で送れるケースが多くなります。
一方で、クリアファイルを同封したり、資料の枚数が増えたりすると重量が100gを超えることがあり、その場合は郵便料金が180円以上に上がりやすくなる点に注意が必要です。
※実際の重量は用紙の厚み(普通紙/厚紙)や同封物で変わるため、発送前に計量するのが確実です(郵便局窓口や家庭用スケールでもOK)。
角2封筒はA4書類を折らずに送れる一方で、重量や厚さが少し増えるだけで料金が変わりやすいのが実務上の落とし穴です。
切手の貼り方・差し出し方の基本を押さえたうえで、料金不足になりやすいパターンを事前に把握しておくと、返送や再手配といった手間を防げます。
切手は封筒の表面(宛名面)の左上に貼るのが基本です。
複数枚貼る場合も、宛名や郵便番号欄にかからないように、左上付近にまとめて配置します。
差し出し方法は主に次の2つです。
・ポスト投函:料金が確実に合っている、かつ厚さも問題ない場合に便利
・郵便局の窓口:重さ・厚さが微妙、オプションを付けたい(速達・書留など)場合に向く
角2封筒は投函口に入らない場合もあるため、入らないときは窓口へ回すのが安全です。
角2封筒の料金トラブルは、たいてい「想定より重い/厚い」が原因です。特に次のケースは不足が起きやすいので注意してください。
・用紙の枚数が増えた(添付資料・別紙・控えを追加した)
・紙質が重い(厚紙、カラー印刷の冊子、台紙付き書類など)
・クリアファイル・封筒二重・厚紙の台紙を入れた
・返信用封筒や切手、付箋など“ちょい足し”を同封した
・厚さ3cmのラインを超えた(書類が束になって膨らむ/角が立つ)
・料金改定後も旧料金の感覚で貼ってしまった(切手の額面が足りない)
料金不足を確実に避けたいなら、郵便局の窓口に持ち込むのが最も確実です。
窓口なら、その場で計量して正しい料金を案内してもらえるため、切手の貼り間違いによる返送リスクを下げられます。
また、重要書類で「いつ届くか」「送った記録を残したい」「補償を付けたい」といった要件がある場合も、窓口であれば目的に合った差し出し方法(例:速達、書留、特定記録など)を選びやすくなります。
角2封筒(=多くは定形外郵便・規格内)は、重量が軽いほど安く送れる一方で、追跡や対面受け取りが標準ではありません。
一方、レターパックやクリックポスト等は料金が固定で、追跡の有無・配達方法が明確です。送るものが「信書(契約書・請求書など)」かどうかでも選択肢が変わるため、目的に合わせて使い分けるのがポイントです。
レターパックは全国一律料金で、A4サイズの書類送付でよく使われます。2024年10月以降の料金は以下のとおりです。
・レターパックライト:430円(郵便受け配達/追跡あり)
・レターパックプラス:600円(対面配達・受領印/追跡あり)
これに対し、角2封筒の定形外(規格内)は、重量次第で140円〜(例:50g以内140円、100g以内180円…)となるため、書類が軽い場合は角2封筒(定形外)のほうが安くなりやすいです。
一方で、追跡を付けたい場合や受け取り方法を明確にしたい場合、手続きの手間を一定にしたい場合は、レターパックが選ばれやすい発送方法です。
クリックポストやゆうパケットは、A4近くまで対応し追跡も付くため、代替手段として検討されることがあります。
ただし重要な注意点として、クリックポスト・ゆうパケットは信書を送れません(無封の添え状・送り状の同封は例外)。契約書・請求書などを“書類そのもの”として送る用途では原則不適合です。
料金・特徴のイメージは次のとおりです。
| サービス名 | 料金 | 追跡 | 投函方法 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| クリックポスト | 全国一律198円 | あり | ポスト投函可 | 信書不可 |
| ゆうパケット | 厚さにより250円〜360円 | あり | ポスト投函可 | 信書不可 |
物品送付なら候補になりますが、信書が目的なら定形外郵便(角2封筒)かレターパックを優先しましょう。
契約書・願書・重要な提出書類など、「遅延・紛失が困る」郵送では、基本料金だけでなく“安心を買う”発想も重要です。
急ぎの場合は、速達を付けることで通常よりも到着を早めることができます。
また、確実性や記録性を重視する場合には、一般書留や簡易書留、特定記録など、配達や差出の記録が残る方法を選ぶと安心です。
こうしたオプションは、角2封筒(定形外)にも組み合わせられるため、「安さ優先=角2+必要に応じてオプション」、「手軽さ・追跡込み=レターパック」のように、目的で分けると判断しやすくなります。
角2封筒は「A4を折らずに送れる」という利点がある一方、定形外扱いになりやすく、発送通数が増えるほど郵送コストが積み上がります。
紙書類の郵送にかかるコストや作業負担を抑えるには、角2封筒を使う場面を必要最小限に見極めることに加え、紙を前提としない業務設計へ移行していくことが重要です。
まずは「何を・どれくらい・どんな条件で送るか」を軸に、発送方法を整理するとムダが減ります。
・折らずに送りたい重要書類(契約書原本、提出書類など)
角2封筒(必要に応じて記録系オプション)や、追跡・受け取り方法が明確なサービスを優先。体裁と確実性を担保します。
・折っても問題ない書類(案内文、定型の通知など)
A4を三つ折りにして長3封筒へ。定形の範囲に収まると、送料を抑えやすくなります。
・“書類”ではなく“物”の送付(販促物、サンプル、同梱物が中心など)
厚さ・重量・追跡の要否で、クリックポスト等の“荷物寄り”の手段も候補になります(ただし信書の扱いには注意)。
・定期的に同じものを大量送付する業務(請求書、月次資料の送付など)
送付物を標準化(枚数・封入物・封筒サイズ)して、重量帯がブレない状態にすると、料金不足や差し戻しも防げます。
さらに、封入封緘の手順や宛名の作り方をテンプレ化すると、工数の削減にもつながります。
郵送コストを継続的に下げるには、発送方法の工夫だけでなく、そもそも“紙で送らない”選択肢を業務に組み込むのが効果的です。
社内外のやりとりで「印刷→封入→発送」が習慣化しているものは、まずPDF化してメール送付・オンライン共有に置き換えられないか検討します。
契約の締結フローが紙前提だと、郵送の往復(送付・返送)が発生しがちです。
電子契約に切り替えることで、郵送費だけでなく、押印・製本・返送待ちといった時間コストも圧縮できます。
請求書は発送通数が多く、月次で固定的に発生しやすい領域です。
発行から送付、保存までをデジタルでつなぐと、郵送費+封入作業+差戻し対応の削減効果が出やすくなります。
取引先の受領方法に合わせて「PDF添付」「URL共有」「郵送併用」など段階移行にすると、運用負荷も抑えられます。
“角2をどう使うか”と同時に、“角2を使わなくて済む業務に変える”まで踏み込むと、郵送領域の削減が一過性で終わりにくくなります。
角2封筒は、A4書類を折らずに送れる点から、契約書や申請書類など体裁や正確性が求められる郵送で重宝されます。
一方で、サイズの都合上、原則は定形外郵便となり、重量や厚さ次第で料金が大きく変わる点には注意が必要です。
特に2024年10月以降の料金改定後は、「少しの追加」で料金帯が変わりやすく、事前確認が欠かせません。
実務では、角2封筒・レターパック・他の発送手段を目的別に使い分けるとともに、ペーパーレス化を進めることで、郵送コストと作業負担を抑えることが可能です。
「送る前提」を見直す視点を持つことが、継続的な業務改善につながります。
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※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
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