公開日 /-create_datetime-/
 
働き方改革が施行されてから、間もなく1年が経過するが、そのタイミングを受け、株式会社インバスケット研究所が、管理職の“実態”と“本音”に関するアンケート調査を実施したが、その結果は、「管理職の仕事は給与に見合わない」という本音が浮かび上がった。
さて、アンケート調査で浮かび上がった「管理職の実態と本音」は、以下の通りである。
注目すべきは、約4割が「管理職になりたくなかった」ということだ。サラリーマンなら、誰もが出世や昇進を願うというのは、どうやら過去の話のようだ。
独立行政法人労働政策研究・研修機構「男女正社員のキャリアと両立支援に関する調査」(平成26年)でも、課長以上への昇進を望んでいないのは、男性が約3~4割、女性は約7~9割という結果が出ている。
その理由は、「責任が重くなり仕事量が増加する」、「年功序列型賃金や終身雇用が危うくなり管理職だからといって安心できない」などで、企業と社員の狭間にいる管理職には、想像以上のプレッシャーがかかっているようだ。
管理職が抱える不安・不満で多いのは、20代は「部下の育成・38.5%」、30代は「業務量の増加・35.7%」、40代は「業務量の増加/経営者からのプレッシャー・45.7%」で同率首位、50代・60代は「経営者からのプレッシャー」が36.0%である。
一方、管理職になりたかった理由は、20代は「業務の幅を広げる」・「裁量ある仕事をしたい」が34.8%で同率首位、30代、40代、50代は「給与アップ」が断トツのトップ(69%、76.8%、80.4%)、60代は、「裁量ある仕事」が71.1%となっている。
給与アップにつながるからと管理職になったものの、上からのプレッシャーや業務量の増加、部下の育成や責任が重くのしかかり、歳を経るごとに「給与と見合わない」と感じる、悲しい現実が管理職に突き付けられているようだ。
管理職を補佐する立場の管理部門の担当者は、こうした管理職が抱える“悩み”を共有することも必要ではないだろうか。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
 
 紙書類と郵送物の電子化によるコスト削減効果
 
 雇用契約書の記載事項を知りたい方必見!必須事項や注意点を解説
 
 家賃補助と社宅・社員寮、自社に最適な住宅補助制度の選び方
 
 生成AI時代の新しい職場環境づくり
 
 株式会社I-ne導入事例~月間の受注データ件数は20万件以上!『 Victory-ONE【決済管理】』の導入で 業務効率化と属人化の解消を実現~
 
 業務委託契約とは?雇用契約との違い・種類・注意点をわかりやすく解説
 
 【法務のキャリアパス】会社法を武器に転職を成功させるポイント|求められるスキルから成功事例まで解説(前編)
 
 毎月勤労統計調査 令和7年8月分結果速報など|10月13日~10月19日官公庁お知らせまとめ
 
 ケアハラスメント(ケアハラ)とは?企業が知るべき法的義務と防止策を詳しく解説
 
 【社労士執筆】所得税の基礎控除や所得控除はどう変わる?企業の人事労務担当者向け年末調整ガイド
 
 消費者契約法で無効にならないキャンセルポリシーの作成方法
 
 健康経営ソリューションとして 社宅・社員寮が果たす役割
 
 業務委託契約の基本がわかるハンドブック
 
 英文契約書のリーガルチェックについて
 
 アフターコロナの採用戦略とコスト最適化
 
 合意書とは?契約書との違い・法的効力と実務の要点
 
 【弁護士執筆】2026年施行の改正資源有効利用促進法とは?脱炭素・再生材義務化で企業に求められる実務対応
 
 ブランド毀損とは?法務が押さえるべきリスクと対応策
 
 【弁護士執筆】2025年版労働安全衛生規則の最新改正動向と企業実務への影響
 
 同僚間でも起こるパワハラ|人事が知っておきたい見抜き方と防止策
公開日 /-create_datetime-/