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経理担当として働く読者の皆さんは、日々の仕事や自身の立場に満足しているだろうか。
クラウド型経費精算システム「楽楽精算」を開発・販売する株式会社ラクス(本社:東京都渋谷区、代表取締役:中村崇則氏、以下ラクス)は、「経理の日」である3月31日をきっかけに、経理担当男女852名を対象に“キャリアに関する意識調査”を実施した(調査時期:2020年3月11日~12日、調査地域:47都道府県、調査方法:インターネットリサーチ)。
主な質問事項は、今の経理の仕事に対する評価、自身のビジネススキル、キャリア形成、未来像、経理のやりがいや不満など。寄せられた結果から、経理担当者たちのさまざまな思いや現状が見えてきた。
まず、「経理/財務として働く自分が好きか」という質問では、実に76.1%の人が「好き」と回答。「経理/財務として働く自分に誇りを持っているか」との問いに対しても、72.5%の人が「誇りを持っている」と答えた。この結果から、多くの経理担当者は、自身の仕事や経理として働く自分に肯定感を持っていることがわかる。
次に、「最も自信を持っているビジネススキル」について、「ある」と回答した人々では「事務処理能力」(35.9%)が最多で、次いで「コミュニケーション力」(11.4%)、「実行力」(7.8%)という結果に。事務職のスペシャリストとして自信を持っている人が多いことが見えてくる。
「経理/財務のキャリア形成において魅力に感じる点」を聞いた質問では、「事務処理スキルが身につく」が44.5%でトップ、以降は「数字を扱うスキルが身につく」(40.7%)、「経営者視点が身につく」(29.3%)となり、前述同様に事務処理スキルに関する評価が高いことがわかった。
また、「経理/財務のキャリア形成において不満に感じる点」については、「不満に感じる点がない」(38.5%)と答えた人が最も多く、経理担当者の仕事への肯定感を裏付ける結果に。一方、次に多かった「他職種への転職がしにくい」(20.2%)の回答からは、専門職ならではの悩みがあることもわかった。
本アンケートでは将来的なことについても聞いている。「目指していきたい未来像はあるか」との問いは41.2%の人が「ある」と回答。具体的な目標は、1位が「経理部長」(25.6%)、2位は「他職種へのキャリアチェンジ」(17.7%)、3位は「会計士/税理士」(13.4%)だった。経理の延長線上にキャリアプランを描く人が多い、と言えるだろう。
やりがいを感じるときについての質問には、「仕事で頼りにされたとき」(38.7%)が最多、以下「決算業務など、大きなプロジェクトを終えたとき」(32.4%)、「自分にしかできない仕事ができたと感じたとき」(29.7%)と続いた。
仕事に対する不満を感じるときを聞くと、「業務過多のとき」(29.5%)が最も多く、「給与待遇が見合っていないと感じるとき」(25.4%)、「経理/財務の仕事を他部署に理解してもらえないとき」(23.4%)と続いた。やりがいと不満は、仕事量のバランスや待遇次第で感じ方が変わるのかもしれない。
また、「業務内容で最も大変だと思うこと」には、「事務処理量が多い」(34.3%)と「事務処理のフローが煩雑」(18.5%)という回答が多かった。「人員が削減されて補充されない」「できて当たり前と思われ、間違いがあると強く叱責される」といった意見もあり、事務処理が多い部門ならではの不満と言えるだろう。
アンケートでは、さらに踏み込んで「仕事で悩みがあるとき、誰に相談をしているか」も質問。最も多かったのは「上司」(29.1%)、次に「同部署の同僚」(23.1%)、「家族」(22.5%)という結果になった。上位3項目の回答者で計74.7%となり、仕事の相談=身近な人という人が多いのがわかった。一方で、「相談できる人がいない」(14.7%)という悩みを抱えている人も一定数いることが判明した。
今回のアンケート結果で見えてきたのは、経理担当者たちの仕事に対する誇りと前向きな姿勢、専門職ならではのキャリア形成に関する目標と悩み、業務過多などの課題だ。特に、悩みや課題は、解決することでさらにポジティブな働き方につながるだろう。そのために、例えば経費精算システムなどの各種ツールを導入することで、問題が解消できることもある。
積極的に情報収集し、既存の業務の無駄を見直すことや、効率化に適したサービスを取り入るなどをして、業務効率化を図ってみてはいかがだろうか。
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