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新型コロナウイルス感染防止対策として、オンラインによる社員研修が注目されています。株式会社ビジネスコンサルタントは698組織774名を対象に「オンライン研修」に関するアンケートを実施していますが、その調査結果から、オンライン研修がどのように実施されたのかを見ていきましょう。
目次【本記事の内容】
オンライン研修の実施や導入状況ですが、「導入している」が49.8%、「導入していない」が50.2%で、半数が導入したようです。
では、どのような研修を実施したのかを、回答の多い順に見ていきます。
1. 新入社員研修(281名)
2. 各種ビジネススキル研修(83名)
3. 管理職研修(81名)
4. 若手社員研修(77名)
5. 中堅社員研修(61名)
6. その他(54名)
さらに、技術職対象の研修、営業職対象の研修、OJTリーダー研修、次世代リーダー研修、人事考課者研修、役員研修、アセスメント、事務職対象の研修、キャリアプラン研修、パート社員対象の研修が続いています。
6番目の「その他」の中では、語学研修(4名)が最も多くなっていました。
オンライン研修の導入を、「検討している」のは59.9%で、ほぼ6割が今後の導入に向けて検討していることも明らかになりました。
導入を検討しているオンライン研修の内容は、トップは若手社員研修(167名)で、中堅社員研修(152名)、管理職研修(146名)、新入社員研修(136名)、ビジネススキル研修(134名)、その他(120名)、次世代リーダー研修(102名)が続いています。
オンライン研修に期待していることは、研修受講者の移動時間の削減(512名)、研修受講者の学習機会の拡大(472名)研修にかかる諸経費(旅費交通や会場費など)の削減(404名)が圧倒的に多くなっています。
また、事務局の業務(会場手配、移動手配など)の経費削減(147名)、学習の進捗状況の管理・把握がしやすくなる(138名)、学習の質の均一化をしやすくなる(98名)、その他(79名)などにも期待しているようです。
ちなみに、「その他」の中で最も多かった回答は「感染症(新型コロナウイルス)対策」の19名でした。
実際にオンライン研修」を実施する上での課題も、この調査結果から浮かび上がってきました。
1. 集合しないとできないプログラムがある(411名)
2. オンライン研修に適している研修と適していない研修の仕分けが難しい(394名)
3. 機材の調達やネットワークの整備が難しい(265名)
4. 社内のセキュリティ基準の対応が難しい(168名)
5. その他(140名)
6. 導入にかかわる事務局の負担が増える(92名)
7. コストが高い(80名)
8. 上層部に理解者がいない(33名)
5番目の「その他」で多かった回答は「研修の効果性」32名と、「社員間のコミュニケーション」25名で、これまでとは違うスタイルの研修に、戸惑いや不安を抱えていることもうかがえます。
それを如実に表しているのが「オンライン研修を活用して抜本的に人材開発の在り方を見直したいですか?」という質問には「どちらともいえない」が65.4%と圧倒的多数を占め、「はい」は25.7%、「いいえ」が8.9%という回答結果でした。
社員研修のかかる手間やコストを削減するため、オンライン研修が注目されていましたが、新型コロナウイルスの感染拡大により、導入が加速したようです。それにより、オンライン研修での課題も見えてきましたが、これからますます増えていくと思われます。導入を検討している企業の研修担当者は、この機会に自社にふさわしい研修のあり方を、見直してはいかがでしょうか。
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