詳細はこちら
サービスロゴ

学ぶ

Learn

サービスロゴ

もらえる!

Present!

スマホの情報収集に関する定点調査からみえる意識の変化

公開日2020/10/12 更新日2020/10/13
”スマホの情報収集に関する定点調査からみえる意識の変化”

全国の10代から70代の男女1,442名に実施した「スマートフォンでの情報収集に関する定点調査」で、情報接触の時間が増加していること、情報収集の方法が大きく変わっている実態を、Glossom株式会社の研究機関「Glossomデータインサイトラボ」が明らかにしました。

情報接触時間の増加と情報収集方法の変化

「Glossomデータインサイトラボ」は、データマーケティングエージェンシーのGlossom株式会社が設立した研究機関で、その第一段の取り組みとして、2019年から「スマートフォンでの情報収集に関する定点調査」を実施しています。

定点調査の目的は、SNSやサーチエンジン、メディア、動画サービスの利用率や利用時間を性別年代情報と掛け合わせることで、現状の動向やスマートフォンユーザーの意識の変化を捉え、これらのデータを企業が活用していくことを目指したものです。

調査の結果、情報接触の時間が増加し、情報収集の方法も大きく変わっている実態が明らかになりました。

スマートフォンの分類別利用時間と利用率

調査結果によると、2020年のスマートフォンでの情報収集における1日の平均利用時間は126.6分で、2019年の112.1分と比べると13.0%増加しています。

さらにサービスをSNS、サーチエンジン、メディアに分類した利用実態をみると、利用率はいずれも75%を超え、3分類の中で利用時間がもっとも長かったのがSNSの67.1分で、2019年と比べると26.9%も増加しています。

SNSのなかでも、とくにYouTube(無料)の利用時間が27.8分と、2019年の16.0分から73.3%と大幅に増加し、利用率も56.3%(2019年は50.7%)と、動画による情報収集が拡大していることが分かりました。

Facebook、Twitterに代わってYouTubeやTikTok、Instagramが増加

SNS利用者の総利用時間は増加傾向にありますが、10代では、Facebookが15.0%、Twitterが10.7%と低下傾向にあり、“個人の関係性にもとづく”SNSの利用率が低下していることも明らかになりました。

一方、利用率が増加しているのはYouTubeやTikTok、Instagramです。なかでもInstagramの利用率は全年代で平均19.0%の増加となり、一般的なSNSとして浸透していることを示しています。

さらに10代に限ってみていくと、YouTube利用時間が2019年より22.3分増と2倍に増加しており、若年層ほど動画サービスの利用が進んでいることも判明しました。

10代女性の興味は「セール」や「クーポン」のお得情報

次に、明らかになった利用実態から、企業がSNSで発信する企業広告などの情報に対して、どのような反応を示しているのかをみていきましょう。

若年層ほど「ほぼ全て見る」「少しでも興味があるものは見る」と回答し、企業が発信する印象に残る投稿内容では、10代女性の半数以上が「セール」や「クーポン」などのお得情報を挙げています。

一方、10代男性の58.3%が「ゲームコンテンツ」に、強い反応を示していて、年代や性別での反応の違いがみられました。企業が適切にメッセージを伝えていくためには、受け手のとらえ方による反応の違いを把握し、ユーザーとの接点を考えていく必要がありそうです。

スマートフォンでの動画閲覧が一般化

今回の調査では、注目のサブスクリプション型動画サービスの利用に関する質問も、新たに追加されていますが、利用率は、サブスクリプション型動画サービス全体で42.9%となっています。

なかでも若年層の利用率が高く、10代の利用率は66.0%で、利用時間では20代がもっとも長く、若年層を中心にスマートフォンでの動画閲覧が一般化していることが分かりました。

年代・性別での利用率では、10代女性はABEMA(36.9%)、20代女性はNETFLIX(18.4%)、10~30代男性にはAmazonプライム・ビデオが支持されているようです。

また、新型コロナウイルスによる生活の変化の影響も、この調査結果に表れています。全年代で、総合ニュース系メディア(Yahoo!ニュースやSmartNewsなど)や、映画・ドラマ・エンタメ系メディアの利用率が上昇した一方で、外出自粛やテレワークの影響により、美容やファッション系メディアの利用率が減少しているのが、2020年の特色といえそうです。

まとめ

スマートフォンユーザーの利用動向から、どのように意識が変化しているのかを的確に捉えることは、複雑化、多様化する消費者ニーズに応えていくためには重要なことです。アフターコロナを見据えた企業戦略の参考にしては、いかがでしょうか。

ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

おすすめコンテンツ

関連ニュース

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報