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オンプレミスとクラウドの違いとは?

公開日2020/10/19 更新日2020/10/20
”オンプレミスとクラウドの違いとは?”

ITシステムやネットワーク環境を構築する際、オンプレミスとクラウドという2つのソリューションシステムの選択肢があります。自社はオンプレミスとクラウドどちらで運用をすればよいのか、企業のシステム担当者であれば悩むべき問題の1つでしょう。

近年は、コストパフォーマンスの良さから様々なサービスのクラウド化が進んでいますが、一方でオンプレミスにしかない強みもあります。そこで今回はオンプレミスとクラウドの違いについて解説をします。

オンプレミスとクラウドとは

コンピューターでソフトウェアや機器を作動させるためには、ITプラットフォームが必要となります。この基盤となるインフラには、オンプレミスとクラウドという2つの種類があります。

オンプレミスは自社でIT機器を調達して、構築・運用も社内で行うシステムのことです。購入したハードウェアは自社で設置して、オフィス・建物内で保有しなければなりません。ちなみに英語表記では「on-premise」と書き、IT業界では「自社運用」という意味で使用されています。

一方でクラウドは、インターネットを経由してITソリューション・サービスを利用するシステムのことです。オンプレミスのように、ハードウェアを購入・設置する必要はありません。ITベンダーが提供しているネットワークサービスを、課金制で利用することができます。「曇」を意味する「cloud」が語源となっており、ITネットワークのイメージ図が由来となっています。

現在ではクラウド化が普及していますが、かつてはオンプレミスが主流でしたし、今でも自社運用を重視する企業もあります。

ではオンプレミスとクラウドにどのような違いがあるのか、より具体的にみていきましょう。

オンプレミスとクラウドの違い

オンプレミスとクラウドそれぞれの特徴を挙げることで、両社の違いを明確にしていきます。

オンプレミスの特徴

まずオンプレミスの最大の特徴は、自社でシステムを構築できる点です。自社が展開するビジネスモデルに合わせて、自由にシステムをカスタマイズすることができます。

またハードウェア・ソフトウェアどちらも自社で所有するため、資産としてシステムを活用できると考えられます。したがって社内のシステムと連携も取りやすく、円滑に運用することができます。

さらに情報セキュリティにおいて、情報リソースを特定することが容易です。LAN接続により、迅速にアクセスすることができます。

クラウドの特徴

クラウドは、オンプレミスに対して正反対のような特性を持っています。

企業に支持されているのは、初期費用および運用コストが抑えられる点です。クラウドは、システムを購入したり開発・カスタマイズしたりする必要がありません。従量課金モデルで、利用した分だけの金額を支払えばよいのです。

大きな長期プロジェクトであれば、コストがかさむこともありますが、ITベンダーが提供する最新技術やサービスを試験的に利用することができるのは、クラウドならではの一面です。

そしてハードウェア・ソフトウェアを調達する手間がかかりません。つまりシステムを利用開始するまでに時間がかからないということです。またオンデマンドによって、リソースの起動を高速にできるのも魅力です。

オンプレミスとクラウドどちらがよいのか?

オンプレミスとクラウドそれぞれの特徴を説明しましたが、時代の流れはクラウドファーストに移行しています。

この背景には、2018年6月に内閣官房IT総合戦略室が発表した「政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針」の1つである、「クラウド・バイ・デフォルト原則」が影響しています。これはシステム構築時において、政府情報システムはクラウドサービスの利用を第一候補にするという方針です。

(参照:|政府情報システムにおけるクラウドサービスの利用に係る基本方針(案)概要|内閣官房IT総合戦略室 /news/detail/3243/?url=https%3A%2F%2Fwww.kantei.go.jp%2Fjp%2Fsingi%2Fit2%2Fcio%2Fdai77%2Fsankou.pdf

これからの未来の日本社会を支えるプラットフォームとしてクラウドに期待が寄せられています。

しかしながらクラウドにもデメリットはあります。とくに機密性の高い情報や個人情報などを扱う場合は、あまりオススメはできません。適性や安全面から考えて、自社で運用できるオンプレミスに比べると不向きなためです。社内のみの業務システムやWeb会議・テレビ会議などのシステムを利用する際も同様のことが言えます。

このような事情から、オンプレミスからクラウドに移行する選択肢だけではなく、両者を共存させていく考え方も登場しています。

つまりオンプレミスとクラウドを組み合わせて運用する方法です。とくに国内・海外に事業所を展開するグローバルカンパニーや、クライアント数が多い会社などに向いています。

もちろん、どちらかのシステムに集中をした方が運用・管理をする上では円滑です。どの企業でも共存すべきと言うのではなく、どのようなシステムを構築したいのかによって最適な方法を選ぶべきでしょう。

まとめ

オンプレミスとクラウドの違いについて説明をしました。今後はさらにクラウドファーストの考え方が主流になると予想されます。しかし時代に合わせることだけが正解ではありません。一度自社のシステムを見直してみる必要があります。

どんなITシステム・ネットワーク環境を構築したいのかを考えた上で、自社にとって適切なソリューションシステムを選択しましょう。

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