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会議を活性化するコツ-「ダメ会議」に陥るワケ-

公開日2018/08/07 更新日2018/08/07 ブックマーク数0
会議を活性化するコツ-「ダメ会議」に陥るワケ-

有意義な会議、できていますか?

「会議」と聞き、みなさんはどんなシーンを思い浮かべますか?

アイデアを募っても誰の声もあがらない、静まり返った会議室。
ようやくあがった意見にも、「それって実現可能なの?」と容赦のないツッコミが入り、そしてまた再び訪れる沈黙。
進行役が淡々と議題を読みあげる声を聞きながら、こんなことを思う。

「今日は何時に終わるかなぁ……。いつもより少しは早いといいんだけれど」。

おそらく誰もが、こんなネガティブイメージを持っているのではないでしょうか。
しかし実は、こうしたグダグダした「ダメ会議」を活性化する、ちょっとしたコツがあるのです。
活発に意見が出て、時間通りに終わり、すべてがまとまる。会議を本来あるべき姿へ導くためのテクニックを、これからご紹介していきましょう。

ダメ会議の原因は「お決まりパターン」と「ごちゃまぜ進行」

うまくいかない「ダメ会議」のパターンというのは、どの会社でも大きな違いはありません。以下、列挙してみましょう。

  • 誰が来るのかわからない 
  • 決定する人が来ない
  • 事前の情報がない 
  • 時間どおりに始まらない 
  • 目的や議題があいまい 
  • 進め方が見えない 
  • 参加者の役割が不明 
  • 意見が出ない 
  • 話がすぐ脱線する 
  • 否定的な意見が多い 
  • 同じ話が繰り返される 
  • 優先順位がつけられない 
  • 結論が出ない 
  • 声の大きい人が勝つ 
  • 当事者意識がない 
  • 時間内に終わらない 
  • 何が決まったのかあいまい 
  • 次の行動が見えない

どうですか?「あるある!」とうなずける点がたくさんあったのではないでしょうか。
実をいうと、これらは人が集団で議論をする場合に、ほぼ必ず起きるといっていい「お決まりの組織行動パターン」です。
しかし起こりうるパターンを事前に把握し、それに対する解決方法を知っておきさえすれば、どんな会議でもうまく対応できるようになるのです。

誰かが何かを発言すると、それに対し否定的な意見を言ってしまう人が出てくるものです。
批判された人は次から発言をしなくなり、どんどん意見を出しにくい空気になっていく……こんなシーン、会議でよく見かけます。

いろんな意見を出しあう工程を「発散」、そこで出た内容を取捨選択してまとめていく工程を「収束」といいますが、うまくいかないダメ会議の大部分は、この「発散」と「収束」をごちゃまぜにして進行しているのです。

アイデア出す「発散」のときは、一つひとつへの批評や評価はしない。アイデアをどんどん出してもらい、考えうるアイデアをすべて出し尽くすことに集中します。
そしてひと通りアイデアが出たところで、次にアイデアの絞り込みをする「収束」に切り替えます。
意見や批判はこの「収束」のときに出してもらうようにする。
こうすれば「批判や否定を気にして、意見を出しそびれる」パターンを、回避できるわけです。


記事提供元

MANA-Biz(マナビズ)|ビジネスパーソン向け学びの情報サイト
個の成長を助けるとともに、組織力を高めるために必要な原動力となる“学び”を、ビジネス基礎スキルや事業事例、専門家による科学的アプローチなど、様々な角度から アプローチし、より豊かな創造力育成の糧になることを目指します。

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