公開日 /-create_datetime-/
リモートワークが広がったことで、あらためて浮き彫りとなっているのがコミュニケーションの難しさだ。
社内でのやりとりも、いまやメールやチャットが主流だが、その文章を巡って相手への不満や苛立ちを感じていることが、日本漢字能力検定協会の調べでわかった。
では、どのぐらいの割合が不満や苛立ちを抱えているのだろうか。
とくに際立っているのは、部下の作成した文章に対して「ストレスを感じる」と答えている上司が85%もいることだ。
大半の上司が、部下の作成する文章に苛立っていることがわかる。
その理由は「読み手が必要とする情報が欠けている・説明不足」(65.1%)、「適切な語彙・表現を選んでいない」(46.5%)、「文に無駄が多く長い」(38.9%)などである。
上司の立場になれば、そのような文章については当然注意もするし、なんらかのアドバイスもすることになるが、皮肉にもそれが部下のストレスになっていることが半数超えの53.0%という結果からわかる。
理由については、「人によって指摘のポイントが異なる」(48.2%)、「何度も修正を指示される」(30.9%)、「良い文章の手本がない」(28.6%)などである。
ただでさえ、コミュニケーション不足がリモートワークの課題だけに、文章でのやりとりで生じるストレスを感じる割合の高さは、決して見過ごすことのできない新たな問題といえそうだ。
上司・部下、それぞれの不満・苛立ちの原因をみていくと、「情報や説明の不足」、「意図が不明」、「人によって指摘するポイントが異なる」「手本がない」などが目立つが、これらは文章構成力や言語表現力、推敲力などをトレーニングすることで、改善することも可能だ。
ただし、今の状況では、そのトレーニングを実施することもなかなか難しい。
しかし、今後、リモートワークの導入はさらに広がっていくと考えられる。文章でのやりとりによる上司と部下の間のストレスをこのまま放置しておくことは、会社にとって大きなマイナスだ。
リモート時代にふさわしいコミュニケーション方法や、メールやチャットによる文章でのやりとりを工夫する知恵、さらに会社全体として文章トレーニングに取り組む必要もありそうだ。
経理BPO業務事例のご紹介
フランチャイズ契約を締結する前にチェックすべきポイントとは(加盟店の立場から)
債権管理・入金消込効率化『Victory-ONE/G4』導入事例 ~入金消込の効率が飛躍的にアップ! ティーペック株式会社~
工事請負契約書とは?作成時の注意点などを解説!
新型コロナウィルス問題と見直しておきたい契約条項
東京都が全国初のカスハラ防止条例を検討中、企業にも求められるカスハラ対策とは?
経理におすすめの転職サイト・転職エージェント10選を徹底比較!
コロナ時代の新卒が「若手が成長できる」と感じる30社、トップはP&G 民間調査結果
フリーアドレス制にメリットはあるのか? 経験者の約8割が「同部署の人と近くで働きたい」とする実態、年代による差も
定時株主総会を成功させるためには?事前準備と運営のポイントをご紹介
<人的資本開示 実践編 > 人的資本と組織サーベイ
顧客対応で失敗しないために!絶対に避けるべき問い合わせ対応の落とし穴
元国税庁の電子帳簿保存法スペシャリストが教える|導入のために知っておくべき10のこと
社員寮・借り上げ社宅の管理業務を削減するには
<人的資本開示 初級編 > 企業が知っておくべき人的資本と捉え方
【会計】中間会計基準・GM課税関連の実務対応報告、次回公表議決へ─ASBJ 旬刊『経理情報』2024年4月1日号(通巻No.1706)情報ダイジェスト/会計
「経理職」に聞いた「仕事とキャリア」の意識調査!【2024年】
国税庁「電帳法の疑問に答えます」 クラウド対応など、多く寄せられた質問と見解を公表
内定者の約8割が「社会人に向けて不安」…内定辞退や早期離職を防ぐための内定者フォロー・新入社員受け入れのポイントとは?
2024年の春闘、大企業の回答傾向・結果は?
公開日 /-create_datetime-/