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SDGs目標達成期限2030年に向けて、消費者が簡単に取り組めること

公開日2022/05/26 更新日2022/05/27

SDGsの目的である「持続可能な世界」を実現するには、国・企業の取り組みだけではなく、消費者自身の意識や行動変容がキーとなります。

持続可能でよりよい世界を目指す、という目標達成の期限は2030年です。みなさんもSDGsを意識した消費活動をされているでしょうか。

今回は、私たち消費者意識や行動にスポットをあてると同時に、簡単にすぐ取り組める「食品ロス削減」をご紹介します。

「目標12:作る・使う責任」を知る

SDGsが掲げる17の目標(ゴール)の先には、この地球が現在抱える問題を解決し、人と自然が共存する世界を未来につなげる、という理念があります。

そのためには、先進諸国・各自治体・企業だけでなく、私たち一人ひとりが問題意識を共有し、ともに解決するための具体的なアクションが必要です。

17の目標のなかでも直接消費活動にかかわるものとして「目標12:持続可能な生産消費形態を確保する」があります。平たくいうと「目標12:作る責任 、使う責任」です。

SDGs消費への意識を高めよう

多くの消費者がSDGsという単語を知っていても、あえて意識した消費活動はしていないようです。その理由は、なんとなく自分には関係ないといった消費者の「無関心」が根底にあるからでしょう。実際、SDGsを意識した消費経験がある人は、全体の約3割程度にとどまっています。

また、性別や年代によっても意識そのものや行動の違いがあるようです。大人の男性と比べ、時代を先取りして新しい商品に関心が高い女性や若年層、学校でSDGsを学んでいる子どもたちのほうが、意識・行動ともに高い傾向にあります。

食品ロスに対する意識と責任を持つ

私たちがすぐにでも取り組める「食品ロス」に対する意識や、貢献できる行動について紹介していきます。

●日本人一人当たり毎日捨てている食料は?

世界を見回すと、飢えで命の危険にさらされる人たちが数多くいます。「国連WFP協会 年次報告書2020(WFP)」によると、毎晩空腹のまま寝る人々は6億9,000万人もいるとのこと。

日本で暮らす私たちは飢餓で亡くなる心配がほとんどないため、つい他国の状況に意識を向けないまま過ごしてしまいがちです。

しかし、以下の日本の食品ロスの現状を知れば、きっと無関心ではいられないはずです。

農林水産省によると、まだ食べられるのに捨てられてしまう食べ物は、年間に612万トンです。東京ドーム(体積約124万立方メートル)に換算すると、約5杯分もの食べ物がゴミとして捨てられています。

一人あたりに換算すると、お茶碗1杯分を毎日ゴミ箱に捨てている計算です。4人家族であれば、お茶碗4杯分の食料を毎日ゴミとして扱っていることになります。

また、世界中で捨てられる食料は年間13億トンですから、日本が占める年間食品ロスは約0.5%。つまり、他国でもかなりの量の食料が廃棄されているわけです。

●なぜ食品ロスを削減する必要があるのか?

なぜ食品ロスを削減する必要があるのでしょうか。食べ物がもったいない、無駄になるのはもちろんですが、気候変動や人口増加による食糧危機にも対応できなくなる可能性があるからです。

単に、飢えで苦しむ人々を憐れむだけではなく、まさに私たち一人ひとりの命の存続に関わってきます。

また、ゴミ処理に係る運搬・焼却時には二酸化炭素が排出されるほか、灰の埋め立てによる環境負荷を軽減させることにもつながります。

一人ひとりができる具体的な食品ロス削減行動

●ムダな買い物をしていないかチェック

まず、余計なものを買わないことです。これは当たり前に聞こえますが、実際に冷蔵庫や食料保管庫などを開けてみてください。

同じ食料品が複数個あるご家庭もあるのではないでしょうか。もちろん、避難時の食料として備えている分には問題ありません。

賞味期限が切れている食料品が多い場合は、無駄のない買い物をするよう心がけましょう。

●消費期限・賞味期限が近いものをあえて買う

消費期限が切れた食品はほとんど廃棄されてしまいます。今日明日に食べるのであれば、あえて期限が近いものを購入することで簡単に食品ロス削減に貢献できます。

また、美味しく食べられる期限の賞味期限が近い食品も、積極的に購入してみましょう。

●外食時にもできる楽しいこと

外食時、とくにバイキング形式ではてんこ盛りにしがちですが、食べ終わったら取りに行くスタイルを確立させましょう。

また、バイキングでなくても注文しすぎてしまった際などには「ドギーバッグ」を携帯しておけば、食べ残した料理を自宅に持ち帰ることもできます。

コロナ禍では難しいかもしれませんが、最近はドギーバックを用意する飲食店も増えているようです。

ちなみに、ドギーバックに消極的だったフランスでは、2021年7月に飲食店に対してドギーバッグを提供するよう義務化する法案を打ち出しました。

まとめ

みなさんはSDGsを意識して過ごされてきたでしょうか。今、地球は大きな岐路に立たされています。私たち消費者一人ひとりの行動が、日本・地球の未来を変えます。あなたが描く2030年を明確にし、目標達成に向けた具体的な消費活動を意識してみてください。まずは、今日からでも取り組める食品ロス削減行動を実行し、よりよい未来を創造していきましょう。

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