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長引くコロナ禍のなかでも、転職市場は一時期の落ち込みから回復してきており、今年(2022年)は採用活動が活発になっている。「マネジー」読者のなかには、転職を検討している人も多いだろう。
そこで当サイトではこのたび、管理部門などで働く人々を中心に、転職時に重視するものに関する意識調査を実施した。調査対象は、当社運営メディアに登録している管理部門・士業従事者。今回はその結果をご紹介しよう。
【調査概要】
調査テーマ:転職時に重視するものに関する意識調査
調査期間:2022年6月1日~8日
調査方法:インターネット調査
調査人数:449名
調査対象:20代~60代の管理部門・士業に従事する男女
調査主体:当社運営メディアに登録している管理部門従事者
今回の調査では、全回答者に向けて転職時に重視するものを尋ねた。
給与 |
76.2% |
勤務地 |
59.9% |
業務内容 |
51.7% |
休暇日数 |
43.0% |
労働時間 |
40.3% |
スキルや経験が活かせる |
37.2% |
雇用形態 |
37.0% |
福利厚生・諸手当 |
25.2% |
在宅勤務やテレワーク等働き方の自由度 |
23.2% |
企業文化 |
21.4% |
業種 |
17.8% |
副業・兼業の可否 |
6.9% |
社内の平均年齢 |
6.7% |
教育や研修などのサポート |
4.9% |
社内の男女比 |
3.6% |
その他(記述式) |
2.2% |
アンケートの結果、上位5位は以下のとおりとなった。
1位:給与(76.2%)
トップは「給与」だった。回答者の4人に3人が選んでおり、断トツで多かった。
給与の存在は、私たちが働くうえで大きなモチベーションとなる。転職活動をすると心身ともに負担がかかるが、より良い待遇を求めて行動に移す人が多いことが本調査でわかった。
2位:勤務地(59.9%)
勤務地にこだわる場合、自宅からの近さだけでなく、環境(ビジネス街や商業地など都会、自然豊かな地など)や交通機関(通勤のしやすさや使いたい路線など)を考慮して選ぶことが多いだろう。勤務地は日常生活に影響を与えるため、重視されやすいようだ。
3位:業務内容(51.7%)
経理・人事・総務・法務など管理部門は、ある程度の専門的な知識やスキルが必要であり、これらは個人差がある。そのため、転職時に業務内容を重視する人が多いと考えられる。
4位:休暇日数(43.0%)
現代は若い世代を中心にワークライフバランスを重視した働き方が支持されている傾向があり、休暇日数の多さも働くうえで大切な条件だ。家庭や自分の趣味、交友関係、何より自身の健康を守るために、休暇日数はしっかりチェックすべきだろう。
5位:労働時間(40.3%)
2位の「勤務地」や4位の「休暇日数」と同じ理由だが、日常生活やワークライフバランスを意識すると、「労働時間」は重要な条件となる。残業の有無(もしくは多いか少ないか)はもちろん、近年増えている“時短勤務”も人によってはこだわりたいポイント。労働時間の選択肢が増えつつあるのは喜ばしい。
以上が「転職時に重視するものに関する意識調査」の結果である。
本調査の結果を全体的に見ると、3位の「業務内容」以外は全て、日常生活やワークライフバランスに関わる条件である。このことから、管理部門や士業に従事する人々は公私ともに充実した働き方を求めている傾向が強いと言えそうだ。
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