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東京商工リサーチ(東京都千代田区)は8月21日、全国の企業を対象に行った「企業のSNS運用に関するアンケート」の調査結果を公表した。SNSを運営している2044社に運用後の効果を聞いたところ、「会社のイメージが向上した」との回答が32.2%(660社)と最多だった。
SNS運用に関しては、採用面での効果を期待する企業も多い。一方「従業員採用の応募者が増加した」と回答した企業は7.9%(163社)と1割未満にとどまるなど、効果は限定的だった。
SNS運用の効果については、会社のイメージの向上に加え、「自社の製品・サービスのイメージが向上した」26.7%(547社)、「社員間のコミュニケーションが活発になった」24.5%(501社)など、社内外への情報の訴求効果が評価されていた。

▲SNS運営の効果(東京商工リサーチ調べ)
人材採用への効果については、大企業、中小企業といった企業規模を問わず限定的で、同社では「多くの企業がSNS運営を行っている昨今、同業他社とのコンテンツ制作の差別化は不可避となりそうだ」と分析している。
また、「特に効果は得られなかった」とする企業が29.3%(599社)と約3割を占めた。
「特に効果を得られなかった」と回答した企業を業種別で見ると、製造業が26.3%(158社)で最多。次いで、卸売業20.7%(124社)、サービス業ほか18.7%(112社)、建設業14.6%(88社)と続いた。
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