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企業活動において経費は必ず発生しますが、利益をより改善するためには、経費を減らすことが重要になってきます。
ただ、具体的にどのように経費削減に取り組めばよいのか、何から手をつけるべきなのか、いざ取り組むとなると悩んでしまうケースも多いのではないでしょうか。 そこで今回は、経費削減のアイデアについてご紹介しましょう。
目次【本記事の内容】
経費とは、企業が事業を営むために使用した費用のことです。 所得税法上では、人件費、水道光熱費、交通費、通信費、交際費、消耗品費、福利厚生費、減価償却費といった、損益計算書における「売上原価」や「販売費及び一般管理費」に該当する費目を指します。
なぜ経費の削減が重要になるかというと、自社の取り組み・努力により、短期間で利益の改善、キャッシュフローの改善を図ることができるからです。
損益計算書には企業の費用・損失として、支払利息や社債利息などの「営業外費用」、固定資産売却損など突発的に発生する費用である「特別損失」なども計上されています。しかしこれらの費目を減らそうとしても、金利や地価の動き、災害発生など、自社の努力・対策ではどうにもならない部分が多分にあります。
一方、いわゆる経費に該当する「売上原価」や「販売費及び一般管理費」は、自社の努力・対策により改善することも可能です。売上高が維持できており、出費を最低限に抑えられれば、利益増につながります。
また利益を増やす上では「売上を上げる」ことも大事ですが、新製品開発や広告活動の成果はすぐ出ないこともしばしばです。しかし経費の削減は、比較的取り組みやすい点がメリットです。
また、企業活動を行う上で、利益アップと同様に重要となるのがキャッシュフローの状態を良好に保つこと、言い換えると「現金不足を防ぐこと」です。 実際のところ、損益計算書上で利益が出ているのに、すぐに支払いに充てられる現金が不足したことで倒産に追い込まれる「黒字倒産」のケースは少なくありません。
経費で発生する人件費をはじめとする諸費用の支払いは、当然ながらその時点で負担できるキャッシュで支払う(口座に振り込む)のが基本です。毎月の経費が膨大となり、キャッシュインフロー(現金が入ってくること)よりもキャッシュアウトフロー(現金が出ていくこと)が増え、現金不足が常態化していくと、黒字倒産のリスクが高まります。黒字倒産を防ぐという意味でも、経費削減は重要になるわけです。
売上高を維持しつつ売上原価を減少できれば、売上総利益増に直結します。しかし、やみくもに売上原価を下げようとすると製品・サービスの品質低下を招く恐れがあるので、慎重に取り組まなければなりません。
売上原価を下げるには、品質が同水準で価格が安い仕入先に変更する、在庫管理を効率的に行うなどの方法があります。在庫管理については、交渉・選定は必要なく、自社内だけの努力で実現できるので、比較的取り組みやすいといえるでしょう。
人件費も経費の該当します。しかし、十分な説明もしないまま人件費削減(給与・賞与の引き下げ、人員削減)を断行すると、従業員の離職につながります。
そのため、まずは業務効率を高め、残業や休日勤務を減らして割増賃金を減らすよう努めるのが得策です。業務効率を高めるには、定型業務のマニュアル化・自動化、手待ち時間(材料到着までの待ち時間など)や移動時間の削減などが重要になります。
光熱費については現在高騰が続いていますが、業種・業態によって電気等の使用量は変わり、最適な契約形態は変わってきます。契約内容が複雑になることも多いため、外部の専門家(コンサルタント)に相談してみるのも一つの方法です。
広告宣伝費は費用対効果をきちんと把握することが重要です。現在取り組んでいる販促活動が売上拡大・競争力アップに本当に寄与しているかを、数値を通して客観的に把握しておきましょう。
ちなみに旅費交通費については、定期券は、月単位ではなく割引率が高い半年単位で購入すると費用を抑えることが可能です。高速道路利用はETCを使うと割引になります。また、会議・打ち合わせのため移動費が頻繁に発生する場合は、オンライン会議に代替できないかも要検討です。
給与・賞与カットや人員整理で人件費を減らすと、従業員のモチベーションが下がり、離職率増加に直結する恐れがあります。利益増を図る上で経費削減は重要ですが、削減していいものとそうでないものを選ぶ際は注意が必要です。
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