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今後の成長が期待される産業用5G 2023年～2029年市場予測

公開日2024/01/08 更新日2024/01/06


米QYResearch社の市場調査レポートによると、産業用5Gの世界市場は今後年平均成長率14.8%程度で拡大し、2029年には現在の3倍程の規模に成長するようだ。

産業用5Gの市場シェア

2022年時点で、産業用5Gメーカーのトップ3は、スウェーデンのエリクソン（Ericsson）と中国のファーウェイ（Huawei）、そしてフィンランドのノキア（Nokia）だ。


日本のメーカーは13位にかろうじてNTTがランクインしているが、事実上エリクソンとファーウェイの2強状態だ。さらに、トップ5のシェアで全体の4分の1を占めているという。

産業用5Gの市場成長予測

産業用5Gは2018年には全世界で約38億ドル（約5,400億円/1ドル＝142円）規模だったが、2022年には約282億ドル（約4兆円）にまで市場を拡大した。さらに今回のレポートでは、今後14.8%程度の年平均成長率を維持しながら、2029年には約883億ドル（約12兆5,400億円）規模にまで拡大することが予測されている。

まとめ

急速に拡大する産業用5G市場。しかし日本の5Gの速度は世界各国に比べて遅く、パフォーマンスの悪さが問題になっている。社会や産業にインパクトをもたらすと期待の高い5G。自社の設備やオフィスファシリティに関しても多くの影響が出る可能性もある。総務担当者としても広くアンテナを張って今後数年の動向に注目してほしい。



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