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与信管理クラウドサービスを提供するリスクモンスター株式会社のグループ会社である利墨(上海)商務信息咨詢有限公司が「中国自動車業界 2023年業界速報」*を発表した。調査結果によると、2023年の中国自動車台数が過去最高となり、世界一位の自動車輸出国となったようだ。
目次【本記事の内容】
2023年の自動車輸出台数は、日本が442万台だったのに対して、中国は前年比58%増の491万台だった。この結果、中国は世界第1位の自動車輸出国の座についた。5年前の2018年、中国の自動車輸出台数は104万台だったことを踏まえると、近年で急激に数を伸ばしている。
その背景には、中国政府の政策が影響しているようだ。中国は2009年頃から新エネルギー自動車事業を発展させるため、様々な施策を実行してきた。
結果、輸出車全体の約4分の1は新エネルギー車が占めており、この分野では日本や欧州のトップメーカーを脅かす存在だといえるだろう。
一方で今回の速報では気になる話題もある。2010年以降に設立された自動車メーカーなどのうち、2023年だけで7社が倒産しているのだ。関連企業まで含めると、この数はさらに大きくなると予測できる。倒産している企業の多くは、新興自動車メーカーだ。
2000年以降、多くの自動車メーカーが設立されたことにより、競争が激化したことで、資金力、技術力のない企業が倒産に追いやられているようだ。
このような状況を踏まえると、不安感を与える材料も日々増えていることが見て取れる。
自動車産業でついに中国が輸出台数で世界のトップに立ったが、自動車メーカーの倒産が多い点は、取引をおこなう際の懸念材料となりそうだ。中国国内では不動産事業が崩壊すると、次は自動車業界だという意見もある。取引先の倒産が出ると、経理や法務総務なども様々な対応が発生するため、注意しておく必要がありそうだ。中国を相手にするビジネスは、慎重な姿勢が必要になるといえるだろう。
*【調査概要】
・調査方法 :中国国内外の業界情報を収集
・調査期間 :2024年1月15日~2024年2月2日
・調査対象媒体:各機関・メディア公開情報
中国自動車工業協会(CAAM):中国国家認証の自動車工業協会であり国際自動車工業連合会の常任理事機関。
乘用車市場信息聯席会(CPCA):中国の自動車産業向けの市場調査プラットフォーム。
(一社)日本自動車工業会(JAMA):自動車の業界情報を提供する一般社団法人。
自動車メーカー14社によって構成される。
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