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出版界に新風を吹き込むビジネス書のマンガ化

公開日2019/03/06 更新日2019/09/17

雑誌・書籍の流通大手トーハンの調べでは、2018年の年間ベストセラー総合1位は、発行部数200万部を突破した「漫画 君たちはどう生きるか」でした。いま、「君たちは~」のようなビジネスコミックが、書店に数多く並んでいます。出版不況が伝えられるなか、ビジネスコミックは年間100冊以上刊行されるなど、ちょっとしたブームとなっています。
今回は、ビジネスパーソンにもおすすめの、話題のビジネスコミックをピックアップしてみました。

ビジネス書の不朽の名作にコミックで触れる

ビジネス書の不朽の名作といえば、自己啓発書の原点となったデール・カーネギーの「人を動かす」ではないでしょうか。人づきあいの根本原則を、実例を示して解説した邦訳500万部突破のベストセラーです。

それをマンガ化したのが、「マンガで読み解く 人を動かす」で、D・カーネギー原作のビジネスコミックは、「マンガで読み解く 道は開ける」も人気となっています。

「道は開ける」は、原作で示された28の原則を、地元スーパーの2代目や、若くして夫に先立たれた女性、外見にコンプレックスがある女子大学生、ソフトボールチームで監督代行を務めることになった元高校球児、マッサージ店のオーナーの奮闘ぶりを、全5話のオリジナルストーリーで展開しています。

人気作品はシリーズ化も

スティーヴン・R.コヴィーの「完訳 7つの習慣 成功には原則があった」も、「まんがでわかる7つの習慣」とビジネスコミックとなり、1、2、3とシリーズ化しています。

こちらは、亡き父が経営していたバーを再開するため、バーテンダーを目指す主人公・歩が勤め始めたバー・セブンを舞台に、バーへ訪れる客たちの悩みと向き合いながら、主人公とともにステップアップしていることを体感できる、読み応えのある物語になっています。

その他にも、「まんがでわかる 伝え方が9割」、「まんがでわかる 地頭力を鍛える」、「ザ・ゴール コミック版」、「まんがで身につく孫子の兵法」などは、ビジネスパーソンには、目を通してほしい一冊といえるでしょう。

ビジネスコミックのある共通点とは?

ところで、書店に並ぶビジネスコミックには、ある共通点があります。それは、ほとんどが主人公を若い女性に設定し、カバーにも若くて可愛らしい女性が描かれていることです。

ビジネスの世界に足を踏み入れた駆け出しの若い女性が、仕事に行き詰りながらも、先輩や同僚、友人たちに助けられながら成長していくというパターンが、どうやらビジネスコミックの王道のようです。

その理由は、ビジネスコミック出版社が、読者のターゲットを、男性ビジネスパーソンだけではなく、マンガの主人公と同世代の女性も、強く意識していることがあげられます。

これまでのビジネス書といえば、読者層の8割ほどが30~40代の男性ビジネスパーソンが占めていましたが、ビジネスコミックの購買層を見ると、20~30代の女性の伸びが著しく、男性と女性の割合は、ほぼ半々となっているようです。

若い、駆け出しのビジネスウーマンを主人公にすることで、同年代女性の共感を得るようになったことが、ビジネスコミック・ブームの原動力となっているようです。

まとめ

部長や課長など、若い部下たちに、もっと本を読んでほしいという調査結果もありますが、堅苦しいビジネス書をすすめるよりも、ビジネスコミックをすすめてみるのはいかがでしょうか。

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