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社員のメンタルヘルス不調にどう対応する?人事・労務にできること

公開日2024/08/24 更新日2024/09/13 ブックマーク数
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社員のメンタルヘルスの不調があった際、人事や労務に何ができるのか?

社員のメンタルヘルスケアの必要性が叫ばれるようになって、久しくなりました。働き方が多様化した現代においては、企業がどのようにメンタルヘルスに対応していくのかという課題に改めて注目が集まっています。

リモートワークの普及によって、メンタルヘルスの変化に気付きにくくなっている側面があるのも事実です。

この記事では、「社員のメンタルヘルスの不調があった際、人事や労務に何ができるのか?」という疑問を解決するために、各情報をご紹介します。

メンタルヘルスとは?

メンタルヘルスとは、その名の通り「精神的な健康」です。メンタルヘルスに不調をきたすと、「なぜかイライラする」「なんとなく心がもやもやする」といった状態から、「会社のことを考えると体が動かなくなる」「出社するために起きようと思っても布団から出られない」といった状況が発生します。症状は多岐にわたり、自分では気付かない間に症状が進行しているケースもあるため、早期発見や早期対策も重要です。

メンタルヘルスの不調を引き起こす社内の要因

厚生労働省によれば、メンタルヘルスの不調の原因となる社内の要因として、以下のようなものが挙げられています。

・業務量過多
・仕事における失敗や責任
・仕事の質
・職場での対人関係
・会社の将来性
・顧客や取引先からのクレーム対応
・配置転換や昇進、昇格といった地位の変化に伴うストレス
・雇用の安定性

参考:厚生労働省 「令和4年度 我が国における過労死等の概要及び政府が過労死等の防止のために講じた施策の状況」

メンタルヘルス不調のサイン・兆候

メンタルヘルスの不調は精神と身体の両方でサインや兆候がみられます。
精神的なサインとしては、「イライラ」「不安」「無気力」「ネガティブ」などの気持ちが強くなることが挙げられます。 身体的なサインとしては、「不眠」「頭痛や腹痛」「動悸」などが挙げられます。 さらに、これらの症状が原因で「仕事が手につかない」「ミスが増える」「会話や連絡が減る」などにつながります。

精神的な症状は本人にしかわかりませんが、身体的症状や仕事における変化は周囲から見てわかる場合も少なくありません。人事・労務の立場としても、社員の様子を詳細に観察し、些細な変化を見逃さないように注意しましょう。

社員のメンタルヘルス不調の際に人事・労務ができること

メンタルヘルスに不調をきたした社員がいた場合、人事・労務ができることは「相談窓口の設置」「移動や配置転換」「医師の紹介」「休業の推奨」などです。

それぞれ解説します。

相談窓口の設置

メンタルヘルスの不調が進行する原因の1つとして「誰にも相談できず、一人で抱え込んでしまう」ことが挙げられます。

仕事の悩みを職場で相談しにくいという現状もあるのでしょう。 小さな悩みでも相談できる窓口を設置し、早めに不調にアプローチできる環境を整備することは、効果的な手段です。

異動や配置転換

人間関係や業務内容がメンタルヘルスの不調の原因になっている場合は、環境を変えることも対策になり得ます。

もちろん、本人の望まない異動や配置転換はさらにメンタルヘルスを悪化させるリスクも考えられます。本人と相談の上で、精神状態が好転するような変化を起こす必要があります。

医師の紹介

メンタルヘルスの不調を自分の力だけで回復するのは非常に難しいものです。しかし、不調を抱えている本人は、医師の診察をためらうことも少なくありません。

そのため、人事・労務が本人の意思も尊重しながら、積極的に医師を紹介することも大切です。医師が治療に当たることで、早く、確実な改善が期待できます。

休業の推奨

仕事や職場がメンタルヘルスの不調の原因となっているケースでは、「一時的に仕事から距離を取る」のも有効です。

ただし、本人から休業を言い出すのが難しいこともあるため、人事・労務側から休業を提案するとよいでしょう。 その際には、復帰制度が整っていることなどを伝え、休業における不安要素を取り除くことが重要です。

人事・労務対応時の注意点・ポイント

メンタルヘルスに不調を抱えている社員に対応する際には「相談者の話をよく聞くこと」と「医師と連携を取ること」が重要です。
各ポイントを説明します。

相談者の話をよく聞く

メンタルヘルスケアにおいて、推奨されている方法はありますが確実な正解はありません。症状や悩みの原因などが人それぞれ異なるため、その人に合わせた対応や治療が必要となるためです。まずは「本人の話を聞いて原因や希望などを明確にする」ことが欠かせません。

一方的に治療法や解決策を押し付けるのではなく、本人と一緒に歩みを進めていく必要があります。

医師と連携を取る

復職の判断は慎重に行わなければなりません。職場が復帰を強要すれば、症状の悪化や離職、訴訟など、さまざまなリスクが増します。 医師と連携を取り、専門家の意見も踏まえて判断を行うことで、各リスクを軽減できるとともに、効果的な治療が望めます。

メンタルヘルス不調は予防も重要

社員のメンタルヘルスの不調においては、改善・治療のサポートと同様に、予防も非常に重要です。 定期的に面談を行う、社員を細かく観察するなどして、不調のサインや兆候を見逃さないようにしましょう。

不調の兆候がみられた場合には早期に対応し、悪化させないことで本人と会社の双方にメリットがあります。

Manegyではメンタルヘルスケアやストレスチェックができるサービスを選べるページを用意しております。
従業員のメンタルを定期的にチェックしたり、ストレスが溜まっていないかを確認することによって、予防することができます。
もしメンタルヘルスケア・ストレスチェックに関するサービスを考えている場合は、下記リンクよりご確認ください。
メンタルヘルスケア・ストレスチェックのサービス一覧

まとめ

社員のメンタルヘルスの不調について、人事・労務では「相談窓口の設置」や「異動」「医師の紹介」など、悪化防止や予防のためにできることが多数あります。 それでも症状が悪化した社員には「休業」を勧めつつ、医師と連携を取って対応をする必要があるでしょう。

メンタルヘルスケアには、悩みの原因や本人の希望などを考慮した対策が欠かせません。本人ともよく相談した上で、予防や治療を進めることが重要です。

■参考サイト
メンタルヘルスケアを怠ると様々な面でリスクが…仕事で活かせるメンタルマネジメントも身に付けよう
メンタルヘルス関連サービスの選び方ガイド
メンタルヘルス研修で成果を上げる!適切な実施方法とその重要性

メンタルヘルスケア・ストレスチェックのサービス一覧


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